関口知宏が行く「ヨーロッパ鉄道の旅 ギリシャ・トルコ」と空からクルージング 「ヨーロッパの遺跡・街や村・教会」を見た備忘メモです。エーゲ海の島々 トルコのごく近くまで迫っていて、古代文明が栄えていたことに驚きました。
Googleマップにマーキングして 登録されている写真を 楽しんでます。
Googleマップ

見たい場所のマーカーを選ぶと Googleマップからの写真左側が表示されます。
Google マップで見る をクリックすると 新しいタブで Googleマップが開きます。
写真をクリックすると 右側に大きな写真が表示されます。< > で前の・次の写真へ
Googleマップに登録されている写真が楽しめます。実際に行けたらなと思います。
関口知宏が行く ヨーロッパ鉄道の旅 ギリシャ・トルコ
NHK BSP 2006.10 OA
広大な国土を走るトルコとギリシャの国鉄を駆使した2700キロにも及ぶ旅
スタートはトルコの首都・アンカラ。大理石の駅
西へ向かう 19世紀 オスマントルコ帝国時代 イギリス、ドイツ、フランスの力を借りて トルコ国鉄が出来た。食堂車でケバブ食べる。アナトリア地方の乾燥地帯を抜ける。
・エスキシェヒルは3000年の歴史のある街。水たばこを置くカフェ。ライブハウスで伝統的な民謡や楽器楽しむ。沿線の人がパンなど車内販売に入る。マルマラ海に沿って走る。
・イスタンブール アジア側のハイダルパシャ駅に着く、外に出るとオスマントルコ帝国時代の駅舎は立派だった。すぐそばから船に乗り ヨーロッパ側に渡る。
グランドバザールには4400店もあり 賑やかだった。
世界で最も美しいと言われる 「スルタンアフメット・ジャーミィ」というモスク、17世紀のオスマン朝建築の傑作。260のステンドグラスで明かりを採っている。
「アザーン」の音で礼拝が開始される。
・スイルケジはオリエント急行の終着点。国際列車に乗車。
ヒマワリ咲き誇る中 ウズンキョプリュ、エブロス川(国境)、ギリシャのピティオンに。
乗り換えて アレクサンドロポリスに到着。エーゲ海の海の幸味わう。
豊かな自然に恵まれたギリシャ北部 トクソテイスで途中下車、ネストス川(メスタ川 ブルガリアからエーゲ海に注ぐ) カヌー 清らかな水にしか生息しない神秘のトンボ リベルラ
・キルキス
・テッサロニキ マケドニア地方にある ギリシャ第2の都市、待ち時間で楽器工房でブズーキ購入
・エデッサは「水の町」という意味で、市の中央にある滝に由来する。水と緑の豊かな街で 水路が張り巡らせている。サクランボの産地で サクランボの収穫祭が行われていた。
260年のエデッサの戦いは、シャープール1世が率いるサーサーン朝とウァレリアヌスが率いるローマ帝国軍との間で行われた戦いで、敗れて捕虜となった皇帝ウァレリアヌスがペルシアに連行された。
・プラティで乗り換え、カテリニから ギリシャ最高峰 オリンポス山 (2,917m)。
ギリシャ神話では、この山には神々の王ゼウスをはじめ、アポロン、ポセイドンなどのオリュンポス十二神が住むと言われる。女神が水浴びした泉があり 滝には トンボのリベルラがいた。
・パレオファルサロス から 巨大な岩山のある カバンカへ
・メテオラは世界遺産「メテオラの修道院群」に登録されている。天空にそそり立つ高さ20~600mほどの奇岩群。岩山の頂にへばりつくように建つ修道院。
・パレオファルサロスに戻り、雨の少ない乾燥地帯の 山岳を抜け アテネに。
・アテネでは 世界遺産 「アテナイのアクロポリス」のパルテノン神殿。市内中心部の小高い丘の上に2000年以上前に建てられ、今も威厳を持って建ち続ける。影絵と人形遣いを見た。
・鉄道でピレウスへ、ピレウス港から4時間
・サントリニ島に 青い海と白い家並み、陽気に歌う人たち。
・アテネから コリントス へ コリントス運河を往復する観光船に乗る。コリントス運河はコリントス湾とエーゲ海を結ぶため1893年完成した。全長6343m 両岸に迫る絶壁の高さ 最高で79mもあります。
・ディアコプトから登山鉄道で 標高700mまで 1時間かけ 岩肌を削った 幅の狭い軌道を上り カラブリタへ。カラブリタは豊かな歴史を持つ街で、ギリシャで2番目に大きいスキーセンターがある。
・ディアコプトからピルゴスを経て オリュンピアへ。古代オリンピック発祥の地 オリュンピアは
紀元前7世紀からローマ時代にかけて 作られたが 地震や洪水で埋まって18世紀に発掘された。
・ピルゴスに戻り ペロポネソス半島は2000mの山々が連なる。ギリシャ最南端の地中外に面した港町カラマタが終着駅。
空からクルージング「知られざるヨーロッパの遺跡」
クレタ島(クリティ島)
ヨーロッパ最古のミノア文明の発祥地であり、詩人ホメロスは「葡萄(ぶどう)酒色の大海(エーゲ海)にクレタなる土地」とうたった。
ギリシャの最高神 ゼウスはクレタ島のディクテオン洞窟で生まれたとされる。
ゼウスが牛に変身し愛人にしようとし誘拐したエウロペ、エウロペを乗せたゼウスが上陸したマタラ海岸。
ゴルティスの遺跡 紀元前12世紀のアクロポリスの跡、すずかけの木の下でゼウスがエウロペを我がものにしたという。
クノッソス遺跡 紀元前2000年頃に築かれた宮殿で アテネやスパルタが栄えるはるか前から文明があった。神話ではゼウスとエウロペの子 ミノス王が建てたとされる。
1900年頃発掘され 一部が修復されている。宮殿は5階建て 1000以上の部屋があった。
宮殿の地下に迷宮を築き 牛頭人身の怪物ミノタウロスを閉じ込めた。神話ではテセウスがミノタウロスを退治したと言われる。
ギリシャ神話Ⅱ★ヘラクレス・テーセウス・エロスはこちら
サントリニ島
クレタ島と同時期に文明が栄えたとされるが、大噴火で消滅した。レットビーチ、ヴリハダビーチ、ペリッサビーチに痕跡が残る。
やがて 再び文明が栄え 紀元前9世紀から1000年も続いた 古代ティラ遺跡の アポロン カルネイオス神殿、王の柱廊が残る。
ギリシャ正教の教会 ブルードーム(白壁に青い屋根)が数多くある。

ナクソス島
古代ギリシャ時代 アクロポリスがあった。海に突き出た小島にアポロンの遺構がある。
デロス島
住む人のない遺跡だけの島で、島全体が世界遺産に指定されている。
太陽の神アポロンと双子の月のアルテミスの誕生の地としての神話が残る。
小さな島だが、紀元前5世紀、アテネを中心とするギリシャの都市国家が、対ペルシャの軍事同盟(デロス同盟)を結び、その本部と金庫をこの地に置いている。その後、島は宗教や政治、交易の中心地として大いに繁栄した。アポロン神殿を中心に、いくつもの神殿が建てらた。
ロードス島
世界遺産のロードスの中世都市 は聖ヨハネ騎士団(聖地エルサレムで負傷した十字軍の兵士や巡礼者の治療にあたるキリスト教徒の奉仕団体)が築いた城塞都市でした。
山頂にリンドス・アクロポリス がある。プロピュライア(前門)、アテナ・リンディア神殿の風景映像。
ビザンチン帝国時代の史跡も残る 聖イオニアス教会。
カメイロス遺跡 リンドスと並んで紀元前8世紀以降に栄えた都市。公共浴場跡やエクセドラと呼ばれる広場のベンチの史跡が残る。
世界ふれあい街歩き ギリシャ エーゲ海の宝石・ミコノス&ロードス&サントリーニ
NHK BSP 2023.8
今までと重複してますが 追加情報です。
ミコノス島
2012.2 OA
アテネからのフェリーの船着き場から、旧市街に向かう。「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」と称されるミコノス島の建物は 基本的に白一色で、光を反射させて室温を下げるためでした。
タコを柔らかくするため 激しく岩にたたきつけるおばさん。漁船の並ぶ桟橋では、漁の終わり 網を繕い1杯を楽しんでいた漁師さん。
港に建つ白と水色の小さい教会、路地を行くと パラポルティアニ教会は 真っ白で5 つの礼拝堂が集合したもの。丘に並ぶカト・ミリの風車 はかつては小麦をひいていた。迷路のような細い路地の住宅街、かつて海賊に悩まされ道をわざと複雑にして海賊の侵入を防いだ。西暦1500年頃からパンを焼き続けるパン屋さんが 秘密の抜け道だったり、ベランダ越しの井戸端会議。
ミコノス島の旧市街は、わずか1キロメートル四方に6000人が暮らす。住宅はアパート形式です。中世から 建物の所有者が分かるよう ドアや窓枠の色を色分け、船の塗料の 水色・青・黄色・赤が使われています。ミコノスでは美しい景観を保つため 建物の高さは7.5mまで・雨戸は木材のみ・出入り口は裸電球禁止など、1つでも違反すると電気を止められてしまうそうです。
ロードス島
2009.12 OA
エーゲ海の東端にある ロードス島の中心都市 ロードス、現トルコ共和国のすぐ側にあり、20世紀初期まではオスマン帝国に支配されていました。中世の時代支配した 聖ヨハネ騎士団 は 防衛のため街をぐるりと囲む城壁を築きました。内側の旧市街は今も中世の風情を残し世界遺産に登録されている。騎士団の館が建ち並ぶ 騎士団通り、奥には 騎士団長の宮殿があります。大通りから一歩入ると、迷路のような路地が続いています。
サントリーニ島
2015.7 OA
サントリニ島の中心 白い美しい街 フィラは切り立つ崖の上にあり、ロープウエーか 長い階段を30分歩くか ロバに乗って10分で 移動します。フィラの街は建物がぎっしり建っていて、狭い路地を行くと教会があり コバルトブルーのエーゲ海がよく見える。
フィラの西に 船で20分、活火山の島 ネア・カメニ島があります。実はサントリーニ島は かつてひとつの大きな島でしたが、度重なる噴火で火口の周辺が海に沈み フィラの街は外輪山の上にあります。
19世紀に地中海貿易で栄えるようになると、海運業で働く人たちの多くが断崖に洞窟を掘って住宅を作りました。20世紀に入り 3度の噴火と地震がつづくと多くの人が島を離れて行きました。1970年代 空き家となった洞窟住宅をホテルやレストランに改装 観光化に力を入れ 人気のリゾート地として生まれ変わりました。
空からクルージング「ヨーロッパの街や村・教会」
ヒオス島(キオス島)
古くより交易の島として栄えた。
ギリシャ神話を広めた ホメロスの座ったと言い伝えがある石がある。
この島の南部にしか育たないマスティハの林、壁の幾何学模様が美しいピルギ村。
ビザンチン建築の傑作とされる 世界遺産の ネア・モニ修道院へ。かつてはモザイクで埋め尽くされていた 洗礼を受けるイエス 地震で一部しか残っていない。
アナヴァトス オスマン帝国軍によるヒオスの虐殺が起きた。
シミ島
パステルカラーの家並み。トルコに近い 人口2000 足らずの小さな島。造船業の盛んな裕福な島だった。人々は豊かさを競って立派な家を建てた。第2次世界大戦中 ドイツ軍医占領され イギリス軍などが砲撃し 町は荒れ果てたが、住民達は少しずつ修復した。カラフルな家並みが観光客に人気。
ミコノス島
白い家並み 粉挽きの風車が回り 「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」といわれる。
ティノス島
ギリシャ正教会のパナギア・エヴァンゲリストリア聖堂 かつてこの地で聖母マリアのイコン(宗教画)が見つかり教会が建てられた。他トリックと違い聖像などはない。装飾でイコンを見ることはできない。8月15日の生神女就寝祭には多くの巡礼者が訪れる。島内のケフロヴニ修道院にイコンのレプリカがある。(天使からイエスの受胎を告げられるマリア)
北川景子×地中海 女神たちを探して
NHK BSP 2013.9 初回放送
パリのルーブル美術館で美の女神 アフロディテ 通称「ミロのヴィーナス」に惹きつけられた、少女の胸を持ち、母の腰を持つといわれる その不思議な魅力に迫りたいと地中海に向かった。
地中海のまん中にあるイタリアのシチリア島。紀元前7世紀に作られた アフロディテの聖地には 多くの巡礼を集めたビーナスの神殿があったといいますが、神殿は壊され 天空にそびえる 絶景の城塞都市でした。
もう1人の女神 月の女神・ 処女神 アルテミスがいることを教えられ、2人の女神が出てくる ヒッポリュトスの物語を知った。
愛と美の女神アプロディーテーは、ヒッポリュトスが処女神アルテミスを特別に敬い、自分を蔑視していることに怒り、彼への罰を下すことを企てる。女神の権能により、義理の息子であるヒッポリュトスに恋をしたアテナイ王妃パイドラーは、その恋を隠匿しようと試みるが、乳母がヒッポリュトスにそれを伝えてしまう。
by ウィキペディア
元来、女との接触を嫌ってきたヒッポリュトスは、義母からの恋慕に耐え切れず痛烈な女性批判を繰り広げる。ヒッポリュトスの心無い言葉を聞いてしまったパイドラーは、嘘の書置きを残して自殺する。帰国したテーセウスは…。
アフロディテ神殿とアルテミス神殿の跡が残る シチリア島を巡る。
セジェスタには ヒッポリュトスを演じたであろう 大劇場の遺跡があった。
後編でギリシャに旅し「ミロのヴィーナス」が発見された、ミロス島を訪れます。
アルテミスと 双子の アポロンが生まれた デロス島。 (↑に詳細あり)アルテミスはお産の神でもあり アポロン の誕生を手伝った。
サモス島では 全知全能の神 ゼウスの正妻で結婚の女神 ヘラが生まれた。
そして 中東を望む 海上交通の要衝だったキプロス島。波の泡から アフロディテが生まれ 風に吹かれたどり着いたという海岸にたどり着く。
ボッティチェリの描いた「ヴィーナスの誕生」の舞台で、キプロスの大地が生んだワインを楽しみ、家族のために ヤギの乳のチーズをつくる女性に出会います。
そして、ルーヴル美術館で「ミロのヴィーナス」に再会しました。
一本の道 15ミニッツ「山の向こうへ ギリシャ・ザゴリ地方」
ギリシャ北西部、「山の向こうへ」という意味のザゴリ地方。57キロの山道を浅野里香アナウンサーが地元出身の案内人と、馬のてい鉄を意味する「ホースシュー」と名付けられたトレッキングルートを歩く。
ザゴリ キピ:石造りの小さな橋。ザゴリでは道路や橋だけでなく、家の屋根にも石を使う。
モノデンドリのホテルに泊まる
深さではグランドキャニオンについで世界第2位で2000以上の植物が自生している ヴィコス渓谷の谷底へ下り、また上る。
遊牧をする羊飼いや、荷物を運ぶ馬と並んで 標高2000mにあるアストラカの山小屋へ
ツェペロヴォ村に到着。18世紀に建てられた聖ニコラオス教会の中は4年かけて住民が描いた壁画がある。
18世紀に作られた1200段からなるヴラデトの階段を下ると、ゴールのカペソヴォ村に到着。ここの広場にも大きな木があった。
世界ふれあい街歩き★選 白壁とラバのワンダーランド イドラ島〜ギリシャ〜
NHK BSP
アテネから船で1時間でいける イドラ島。人口3000人 白い壁が映える。
港にはクルーズ船がhaアテネから船で1時間でいける イドラ島。人口3000人 白い壁が映える。クルーズ船が多く入る港。港に着くとさっそく目に入るのが馬に良く似たラバ。イドラ島には自動車が乗り入れ禁止ため 馬とロバを掛け合わせたラバに荷物を積み運ぶ。ちなみに 耳の大きさで見分けるそうです。 耳の大きさで(馬<ラバ<ロバ) 。砂や植木など何でもラバの背に乗せ 急な坂道や階段を運こびます。確かに車で通るのは無理そうです。
階段を登っていくと 改築している家がありました。建物が文化財なので許可に3年、工事に10年かかっているのだそうです。500年前と同じ工法で石を削っていました。
さらに上では島内のトレイル大会を目指し坂を駆け下りる若者達。途中で顔見知りのおばあさんの水を運んであげていました。
スーパーマーケットの宅配のラバについて行ったら ラバの糞は御者が拾い、着いた先には白い風車小屋があり、ここが気に入り 30年前 ニューヨークから移り住んだモデルが暮らしていた。
山の上には 1日働いたラバが休む小屋がありました。
イドラからラバに乗りお尻が痛いまま 1時間かけパラミダスに到着。船のタクシーなら7分で着くと聞き呆然。野生のマーガレットの花畑でハチミツをとる養蜂家。ラバの糞の煙がミツバチをおとなしくさせるそうだ。
TBSの世界遺産 ミストラ遺跡
2024.1.31OA
ギリシャ南部にそびえるタイゲトス山脈にある ミストラ遺跡。山がまるごと要塞都市となっていて、標高624mの山頂には天空の城が築かれている。今のイスタンブールに都をおき、約700年前、広大な領土を治めたビザンティン帝国の第2の都市として栄えた。
麓に近いところは「下の街」といい 主に庶民が暮らし、中腹の「上の街」には貴族たちが住んでいた。
廃墟となった下の町にある パンタナッサ修道院 Pantanassa Holy Convent には5人の修道女が暮らす。ルネサンスの先駆けといわれる貴重なフレスコ画「ラザロの復活」という絵が残っています。
ミストラから南方の海に浮かぶ モネンヴァシア。岩山の裏には、町が隠れており、海の要塞都市で コンスタンティノープルとの中継基地だった。多くの交易品や芸術家たちがここからミストラへ向かっていた。