GoogleマップでWeb旅行!自転車旅 ▽マルタ島からローマへ・フィレンツェからプラハまで

ヨーロッパで整備が進むサイクリングルート ユーロヴェロ。完成すれば全長9万キロにも及び、42カ国を結ぶ 17ものルートで自転車旅を楽しむことができる。「太陽の道」と呼ばれるEV7はイタリア マルタ島から ノルウェー北部 ノールカップまでのルート。そこを 2回に渡って 日本の青年が自転車旅に挑んだ。
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自転車旅 ユーロヴェロ90000キロ 太陽の道▽マルタ島からローマへ

NHKBS 2022.4.30
今回 ドイツ ベルリンの保険会社で働き 週末は YouTuberとしても活躍する アキラ(31才)がユーロヴェロ7(EV) を走ります。マルタ共和国のヴァレッタを出発点に 14日間かけて およそ1250キロ離れた イタリア・ローマを目指す。
旅のメンバーは総勢8名で、ドローン・バイク・車・コーデネーターが含まれます。

コロナの中の旅でした。自転車旅ジックリ見せてもらえて良かったです。

マルタ島(マルタ共和国)

シチリア島の南に位置する小さなマルタ島、首都 ヴァレッタは 聖ヨハネ騎士団によって築かれた城塞都市で世界遺産に町全体が指定されている。
アッパー・バラッカ・ガーデン:グランドハーバーを望む絶景スポット

マルサックスロック:島 東部の港町、赤い城壁沿いの 細い道を抜けて港に 小舟はとてもカラフルで目がついている。バットラックから守ってくれる。
レストランは自分で探し 撮影交渉も行う。マルタは1964年までイギリス領で、公用語はマルタ語と英語です。昼 メカジキのグリル。

EV7は太陽の道とも呼ばれ 海岸沿いの道が多く日の光や その美しさを存分に味わえるルート。サンセットを見ながらディングリの崖通過。

イムディーナ:元 首都で、門を入るとイルミネーションが飾られ 城塞の中に 中世に建てられた貴族の館が並ぶ。聖パウロ大聖堂
(DAY 01 45km)

(DAY 02)
特別にイムディーナの市内を自転車で廻る。建物と建物の間の細い道駆け抜ける。

シチリア島

(DAY 03)
朝5時 マルタからフェリーでシチリア島に向かう。ユーロヴェロは交通機関と連携している、船や鉄道も体力にあわせ 利用できる。2時間でシチリア島 ポッツァッロに到着
ロゾリーニでオレンジ購入、上り坂をあえぎながら ノート
※ノートは1693年の地震で全壊 当時流行のバロック式で再建された街、バロックの宝石とも呼ばれ美しい街並みは世界遺産に登録された。

(DAY 04)
車でエトナ山へ。富士山のような形 地中海で最高峰の活火山 エトナ山 標高 3300m。
標高 1900m付近の山小屋でガイドと合流。 電動マウンテンバイクで プロのガイドと一緒なら2750m付近まで行ける。砂がカスカスする道 去年だけ58回噴火したので あらたな火山灰で滑る。
コツをつかみ強風の中 カターニアの街が見える 2200m地点まで登り 引き返した。

(DAY 05)
エトナ山から タオルミーナ目指す。崖の上に建物が乗っている。きつい坂 押して登る。
門をくぐると広場と教会、複数の鐘の音。シチリアのシンボル3つの脚を持つメデューサ。
タオルミーナ イタリア随一の高級リゾート地。映画「グラン・ブルー」の撮影地としても知られる。
湾になった海、エトナ山が見える。アマチュアレースで100回優勝している おじさん達に会い 自転車のポジション見てもらう。
シチリアの伝統的な朝食 「プリオッシュとグラニータ」カフェのおじさんの日本語力高い

(DAY 06)
シチリア島の北 メッシーナ 駅に着き ここからイタリア本土に渡る。
カメラマンに手伝ってもらい 自転車を分解しバックに詰める。
電車に乗り込む。イタリア本島まで10km 電車毎フェリーが運んでくれる。この電車イン フェリー 運行が始まったのは1905年)

イタリア 本島に電車毎フェリーで渡る

イタリア 本土に着いたら電車はフェリーを出て 走り続けそのまま1時間 ジョイアタウロ駅に。イタリア半島 長靴のつま先に位置するカラブリア州ティレニア海に面し海の美しさが有名です。
山の方に向かいスピリンガへ とても辛い 塗るタイプのサラミ ンヅゥイヤ 温めて パンに塗って食べます。

(DAY 07)
トロペア 40mの断崖に立ち 2021年イタリアの最も美しい村に選ばれた。見下ろす 海は青い、サンタマリア教会のある岩山へ お休みでした。ローマまで 785kmです。

(DAY 09)
トンネルを抜け カラブリア州を抜け カンパニア州に。サレルノを越え 断崖にへばりつくように建物が密集しているアマルフィーへ。 アマルフィーは中世 貿易で栄えた海洋国で 東地中海のビザンチン帝国や北アフリカの アラブの国々との交易で巨万の富を築き発展を遂げた。
※アマルフィー大聖堂 イスラム文化の影響を受けた建築様式
太陽の光を浴びて特大のレモンが育つ。
崖が何層にもなっている 高低差700mの峠を越えて行きます。標高が高くなるとぶどう畑。
途中 ペットのロバの鳴き声に驚く。
グラニャーノ乾燥パスタの発祥の地。スタッフがとってくれた レストランは坂の上。ヴェスヴィオ山、ナポリ湾を眺め ジリというシュートパスタいただく。ローマまで 328kmです。

(DAY 10)
自転車レーンを走り ナポリに到着。ナポリは南イタリア最大の都市で 活気ある下町の風情があふれます。ピザ発祥の地です。とても大きな包み揚げしたピザ食べる。3年前に来たバール(コーヒーショップ)超強いエスプレッソ 水で口をきれいにしてから飲むのがイタリア流。

(DAY 11)
イタリアで150年の歴史のある サーカス お休みなのに 見せてもらうことに。バイクや空中ブランコ練習してました。
パトリア湖を過ぎて 水牛の牧場を眺め、水牛のモッテレラテーズを作っているところで 食べさせてもらう。
ヴィツラ・リテルノ

旧アッピア街道を経てローマへ

(DAY 12)
相変わらず 起伏に富んだ道、自転車に乗っているだけで 応援してくれた。
EV7から少しそれて フィウッジ。ここは紀元前からの歴史を持つ温泉保養地。ここまでの頑張りに 特別な宿を用意しました。

(DAY 13)
未舗装の草と木がすごい道を ゴール間近のローマを見下ろせる フラスカーティを目指す。みんな一緒に走ってくれます。犬の先導した羊の群れが前からやってきた。買ってきてくれた生ハムの固いパンでランチ。
カーヴェ を経て フラスカーティに到着。お疲れ様。古代からローマを見下ろせる避暑地として人気のあった街。豚の丸焼きが有名で ポルケッタのサンドイッチ 食す。ローマまで 約23kmです。

(DAY 14)
最終日 ローマに向かう。古代ローマの中心地に向かう 旧アッピア街道を走る。

「すべての道はローマに通ず」の言葉通り 旧アッピア街道は紀元前312年に建設が開始された 現存する最古の街道。旧アッピア街道もEV7に組み込まれている。2000年前のレンガの建物の一部が残っていた。
街を囲むような城壁 ラテーナ門をくぐって ローマ到着 コロシアムフォロ・ロマーノ 街の中心部だった。トレヴィの泉、最後 ピンチョの丘 サンセットがきれいで ローマの街見渡せた。

Photo by Carla Limatola on Unsplash

イタリア・オーストリア・チェコEV7 フィレンツェからプラハまでを疾走!

NHK BSP 初回放送日: 2023年1月14日
今回も ドイツの保険会社で働く アキラがユーロヴェロ7(EV) を走ります。第2弾はイタリア・フィレンツェからオーストリアを通り、チェコのプラハまで真夏の。旅のイタリアのメンバーは総勢8名です。

イタリア フィレンツェ~アルプス山脈

(DAY 1) 2022年7月22日
フィレンツェ 「ドゥオーモ」の鐘の音が聞こえてきた。フィレンツェは芸術の都メディチ家の繁栄と富に支えられ15〜16世紀には、ルネサンス文化が開花。旧市街全体が「屋根のない美術館」といわれ 世界遺産に指定されている。シニョリーア広場には ミケランジェロのダヴィデ像の複製は5.17mあり 大きかった。
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、1926年から140年かけ建てられた ゴシック様式の教会。ピンクと緑の大理石が美しい。
ポルチェッリーノの噴水 イノシシの鼻を撫でると幸運が訪れ、イノシシの舌からのコイン落としに成功すると、願い事が叶うという。

ベノッツォ・ゴッツォリの描いたメディチ宮殿の壁画
銀行家として成功した コジモ・デ・メディチの尽力によって、1439年の東西教会公会議は、フィレンツェで開催され 東ローマ帝国の皇帝ヨハネス8世コンスタンティノープル総大司教ヨハネスを招いた。1459年に教皇ピウス2世がフィレンツェを訪れ パレードに孫のロレンツィオも出席。コジモは メディチ・リッカルディ宮殿に 聖書の東方の三博士の旅を描かせ 輝かしい栄華を残しました。

イタリアを4日で通過する予定で、正午 気温は38°もある中 スタート。前途多難が予想される。
20キロ先のプラト トスカーナ地方の ブドウやオリーブの畑の中にあるレストランで Tボーンステーキを食べ 英気を養う。
ボローニャは フィレンツから128キロ。暑さで頭を下げているヒマワリ畑があちこちに。この時期の日の入りはPM8:30。きつい坂の上のサン ルカ教会を目指すが 9時になって閉まっていた。

(DAY 2)
ボローニャの中心部を巡る。1088年創設の ヨーロッパ最古の大学 ボローニャ大学がある。
サン・ペトローニオ聖堂にある マッジョーレ広場は市民の憩いの場になっている。
ボローニャは美食の街で ボロネーゼ、ラザニア、パルメザンチーズなどが名物です。
ポルティコは柱廊、上が屋根になったアーケードが巡らされている。ここにある天井までチーズが積まれたお店でハムとチーズの盛り合わせを食べる。この店の「SIMONI」ロゴの入ったサイクルキャップをもらう。加工食品の店が多く 配達に自転車が使われ 店員同士のレースに発展したそうです。
ユーロヴェロ7 のマークが書かれている舗装道路 45キロまっすぐな道を北に向かう。

(DAY 3)
車が故障、アキラの自転車がパンク。PM3:20の出発になった。
マントバを通過 ミンチョ川沿いに ガルダ湖に向かう。途中ジャムをつくるという ブラックベリーの自生地が続いていた。カモのファミリーもいた。
リゾート地の イタリア最大の湖 ガルダ湖 に到着、アキラは湖に飛び込んだ。

(DAY 4)
ベローナ駅から電車に乗る。ユーロヴェロは公共交通と連携しているので 自転車は1両に60台運べる専用車両に乗せる。
フォルテッツァ駅 で降り へ向かう。気温は10°近く下がって気持ちいい走りができそうだ。急な登り坂が続く。地元のお母さんが 1歳と4歳を乗せた車を引いていた。深い緑色の川の畔を走ると 正面に 真っ白な雪のような山に向かって走る。
(アルプス山脈の一部のドロミテ山塊、ドロマイトという苦は灰石や石灰岩の岩肌が白く輝く)
ドッビャーコ到着。

(DAY 5)
ドッビャーコ:イタリアが今日までなので スタッフ6人がチェコのメンバーと交代になりました。
東の国境まで 14キロ平坦な道続く。ーエーデルワイスー
国境は 50m手前とそこに看板があるだけで 気がつかないような小川でした。戻って 見に行きました。

オーストリア アルプス山脈~ドナウ川

国境を越え 何も変わらない。村を抜け 針葉樹凜を縫って アブファルタースバッハ へ。
ランチは 大きなマスのグリル、ポテトサラダ添え。

(DAY 6) 今にも本降りになりそうな怪しい雲行きの日で、機材もウエアも雨対応です。
19°くらいで寒い。アルプスの東 エドリングにいます。オーストリアを北上し、チェコに入る予定です。
踏切を越え 線路沿いに進む。
ベネチアから来た 高校の同級生だった大学生のグループに出会い話しかける。
雨が強くなってきたので休憩。自転車のリペアステーションがあり 空気詰めやちょっとした工具が置いてあった。電動アシスト自転車の充電でき場所もあった。

(DAY 7)
昨日出会った プラハを目指す大学生のグループと一緒に走ることにしていて 待ち合わせ。
70キロ先のザルツブルグを目指す。アキラさんついて行けるか?
大学生は快調に飛ばす。通行止めがあった。専用アプリで迂回路を探す。
大学生はユニフォームを作って バイシクル・ギャングのロゴが入っていた。
アルプス山脈の一部 テンネン山群。2000級の山々が連なる。
朝から15キロ走り ランチ。ビショフスホーフェン 通過。
みんなホットサンドの卵のせを注文。アキラはグループのロゴステッカーをもらった。
下りに!。みんな早いナー。ようやく追いつく。登り坂。アキラは今日はペースが落ちなかった。
ゴリング・アン・デア・ザルツァッハ 通過。気持ちいい。
ザルツブルグまで あと25キロ。真っ白な牛が放牧されていた。
ザルツブルグまで あと8キロ。だんだん町に入ってきた。
ザルツアハ川 19世紀までザルツ(塩)をヨーロッパ中に運ぶ重要な河川だった。
ザルツブルグにPM 6:00 到着。後半のペースはすごかった。
彼らがどうしても行きたかった 1621年 修道院の人々が創設した ビールの醸造所。自家製ビールが人気で カップを選び注いでもらう。屋外でビアホールを愉しむ。

(DAY 8)
ロングライドはお休みで ザルツブルグ観光します。上から見ると絶景です。
モーツァルトの生まれた音楽の都 ザルツブルグ、1705年創業のカフェではモーツァルの愛した アーモンドミルクが飲める。
ミラベル庭園は映画 「サウンドオブミュージック」の舞台「ドレミの歌」を歌い踊るシーンが撮影されている。 
旧市街は世界遺産に登録されている。

(DAY 9)
ザルツブルグから電車に乗り2時間 オーストリア北部の街 リンツ中央駅
オーストリア第3の都市リンツはドナウ川添いに文化や工業が発展した。
中央広場、フリーマーケットをやっていた。持ち運べる ハンターや釣り人が地面に刺して使った椅子を購入。
ここより65キロ北上。チェコとの国境目指す。広いドナウ川を渡る。
シュヴァインバッハ通過。
国境まで10キロ 麦畑が輝いていた。バート・レオンフェルデン 通過
砂利道に入り 国境越えました。

チェコ プラハまで

(DAY 10)
川を渡るボートの人と「アホイ」と声交わす。チェコでは 何でも 「アホイ」で済みそうです。
今日は国境の街 ヴィシュシー・ブロトから36キロ先の チェスキー クルムロフ 目指す。
距離はそんなにないが高低差のある森がいくつかあるそうです。
牧草を集めた白いロールがある牧草地を通り過ぎました。旅も10日目 疲れがたまってきました。気温が上がってペ樽が重そうです。午後1時半 レストランは見つかりません。木が倒れて道を塞いでいました。引き返したくなかったので 自転車を担いで どうにか 通りました。
午後4時半、川に出ました。石が敷いてあって女の子も父親と渡ってきました。こういう所は馬が 一番と教えてくれた。アキラさんは結構流れの速い川を 自転車を担いで渡った。
この後 ようやくチェスキー クルムロフに着いた。

(DAY 11)
アキラさんはダウン 2日間ホテルでお休みしました。その分は車で移動することにしました。
13世紀 南ボヘミア貴族によって建設されたチェスキー クルムロフは世界で最も美しいとも称される世界遺産の町です。

(DAY 13)
アキラさんは回復しましたが、ここからは 電動アシスト自転車を使うことになった。
(ヨーロッパではスポーツタイプの電動アシスト自転車が人気で シェアを拡大している)
電動アシストは楽で 足を乗せただけで動くようです。
今日はズヴィーコヴスケー・ポドフラディーからブルタバ川沿いにスラピィダムまで走ります。
「登り坂 楽ですね。建物も土地の形も 草や木も山の形も徐々に変化していくのが楽しい」
高台から ブルタバ川を望んで アイスクリーム購入 可愛い売り子と写真を撮る。
ダム堤体に ちょうどサンセットの時間でした。

(DAY 14)
チェコを代表する川 ブルタバ川沿いを走っています。目指すゴールは プラハを一望できる高台の公園です。
船が停泊。ダンシングハウス 保険会社のオフィスとして建てられたモダニズム建築。
プラハは様々な時代の建築様式がみられることから建築博物館の街と呼ばれる。
プラハの中心地 旧市街。青と赤の天文時計台。旧市庁舎。
ティーン教会 80mの塔が2つ目を引くゴシック様式の教会。
カレル橋 ブルタバ川にかかるプラハ最古の橋で30体の聖人像が並ぶ。
ゴールの高台の公園へ。プラハが一望できる レトナ公園