ユーロヴェロ(EuroVelo) は、ヨーロッパ42か国を結ぶ 19のサイクリング・ルートのネットワークです。
・EV12 北海環状ルート イギリス・ロンドンを起点にフランス・ベルギー・オランダを巡る旅。
・EV10(バルト海環状ルート) バルト三国 4つの世界遺産を巡る旅
GoogleマップでWeb旅行!ポーランド・チェコ・ハンガリー・ブルガリア・秘湯・バルト三国は(こちら) 旅サラダ バルト三国、BS11 世界の国境を歩いてみたら・・ エストニア×ラトビア×リトアニア
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自転車旅 ユーロヴェロ90000キロ★ロンドン~オランダ&バルト三国
NHKBS 2025.1.4
■1日目
イギリス ロンドン
・ハイド・パーク: ロンドンにある8つの王立公園うちの1つ
・バッキンガム宮殿:イギリス国王の主要住居地
・リージェント・ストリート:ロンドンの中心部にある、道の曲線が美しいショッピングストリートで、自転車レーンがある。
・ビッグ・ベン:高さ96mの 国会議事堂の時計塔
・タワー・ブリッジ:テムズ川に架かる 1894年に完成した ヴィクトリア調の美しい青い橋で、今も稼働している現役の跳ね橋でもある。
ロンドン市内を出て ユーロヴェロと合流 テムズ川に沿って東へ 工業地帯を抜ける。
・ロチェスター・キャッスル:1127年築城の ノルマン様式の塔が残る。
■2日目
田園の中を走る。カワイイ馬がいた。
途中 とても細い未舗装の道を通る。
・カンタベリー:イギリス屈指の巡礼地。世界遺産に登録されているカンタベリー大聖堂は 1400年前に建てられた イギリス国教会の総本山で 壮麗で荘厳かつ重厚さを漂わせている。
フィッシュアンドチップスがおいしい。大草原が続き 菜の花畑が広がる。
・ドーバー
■3日目
・ドーバー海峡:船で1時間30分 34キロ先のフランスへ
・カレー
右側通行に変わり 砂の道を海岸線沿いに北上
・Oye-Plageオワ=プラージュを通過
・Plage des Ecardines:遠浅の海、ハムとチーズのバゲット バターがおいしい。
・国境:小さな看板だけ ベルギーへ
■4日目
・オーストダインケルケ:馬にひかれた荷車で海岸に 、ここ Beach Sint André では 馬引きのエビ漁が行われていた。馬2頭が海に入り 網を引いてとれた小さいエビは北海のキャビアの味だそうです。
・ブルージュ:13〜15世紀にかけて運河で北海につながり 繁栄しましたが、運河の沈泥で街は衰退。商人達は富の象徴として 階段状に ファサードを付けた カラフルな建物。 今なお中世の面影が色濃く残る町として世界遺産になりました。可愛らしい建物が並ぶマルクト広場、イエスの血の付いた遺物が祭壇に納められている 聖血大聖堂など。
■5日目
馬の蹄音が聞こえる クネクネした強風の平地 。
・オーストフークを過ぎ 国境へ。看板もなく 畑の境が国境と思われる。オランダの案内板がまもなくあった。自転車王国のオランダを北に。ベットも電気もあるキャンプ場に泊まる。ここまでが半分の行程になる。
■6日目
風力発電が数多く稼働していた。風の中を北上。
・東スヘルデ防潮水門:オランダの国土の25%が海水面下で、国土を守る9kmもある堤防です。
・ブールグ=ハームステーデ:小麦を製粉している風車の下にあるレストランで 大きなパンケーキ、生地をクレープのように薄くのばしベーコンなどのトッピングと一緒に焼きあげます。テンサイの砂糖を煮詰めたシロップをかける。フォークを入れ廻してクルクル巻いて食べる。
■7日目
アムステルダム:最も自転車にやさしい街。自転車専用レーンの設置。
・アムステルダム国立美術館:レンブラントやフェルメールの作品が展示されている。自転車で通り抜けることができる。至る所に運河が張り巡らされている。
自転車洗車カフェで自転車の砂をおろしてもらい 洗車 ピカピカに
■8日目
・締め切り大堤防:32kmもあり 工事中で今回は無料バスで移動。区切られたゾイデル海は淡水となり “アイセル湖”という湖ができました。
堤防に除草のため 羊が放牧されている。内陸に入るがすごい強風。ジャガイモ畑が広がる。
■9日目
オランダ、ドイツ、デンマークにまたがる 広大な干潟 ワッデン海の堤防に 羊。同じような景色が続く。よりすごい強風。
■10日目
オランダ 島を除く 最北のオブジェ Gedenkteken Royal Air Force。
自転車旅 ユーロヴェロ90000キロ★バルト三国EV10 4つの世界遺産を巡る旅
NHKBS 2025.2.8
今回のルートはユーロヴェロ10。世界遺産の街、エストニアのタリンからラトビアを経て、ロシアと国境があるリトアニアのニダを目指します。
エストニア
フェリーでタリンへ。タリンは エストニアの首都で、フィンランド ヘルシンキから気軽に訪れることが出来る。13世紀にデンマーク王が占領したことから「デンマーク人の要塞」を意味するタリンという名前になった。
タリン旧市街は 世界遺産に登録されている。14世紀 旧市街を取り囲む城壁の入口の一つとしてつくられたヴィル門から入ると、石畳の細い路地に赤い屋根の塔や建物が立ち並びおとぎの国のような風景が広がる。聖カタリーナ通り St. Catherine’s Passage は中世を感じられる旧市街で最も美しい通りといわれ 元修道院の壁を支えるアーチが架かる路地。コフトウッツァ展望台から タリン旧市街を見渡せる。
エストニアは国土の多くは標高100m以下の平坦地で 自転車はとても走りやすい。
EV10から外れて コッペルマ に泊まる。熱々に温められた石の上にひしゃくで水をかけ暖めるサウナが木の上にあった。
Virtsu sadam からフェリーで15分 ムフ島へ。茅葺きの家があって、今でも信仰の対象になっている不思議な岩 ゴーストロック(お化けの石)が日本のお地蔵様のようにあった。
パダステ の Padaste Valja Apartments 伝統的な建物を改造したロッジに泊まる。
Väinatammは1896 年に開通した土手道で、ムフ島とサーレマー島を結ぶ。
サーレマー島 3万人ほどの人々が暮らすエストニア最大の島。かつて 島への立ち入りが制限されていたことから現在でも手つかずの自然が多く残っている。
自転車が故障し クレサーレで修理してもらう。かつてバルト海貿易で重要な役割を果たし、北方騎士団が占拠していた。クレサーレ城(Kuressaare Linnus)島の中心クレサーレにある古城で 14世紀に建てられ 当時のまま残っている。
本土に戻り パルヌへ、パルヌ湾沿いにある都市で エストニア屈指のリゾート地。砂浜は砂紋があって堅く 暖かい。
70キロ先の国境を目指す。途中 森の中の道ばたに 野菜・キノコをを置いてあって無料で持ち帰れる。ここの婦人は大きな貯蔵庫にジャムや漬物を貯蔵していて リンゴやトマトも持たせてくれた。
ラトビア
バルト三国の真ん中に位置し、美しい建物や自然が多いことからバルトの宝石と称されている。
リガはバルト三国最大の都市。 バルト海に注ぐダウガヴァ川河口から約10kmほど遡った天然の良港で、ロシアとヨーロッパの拠点として繁栄して 様々な国の文化が取り入れられた建造物が点在する。ラトビアの首都で旧市街は世界遺産に。リガ大聖堂は 1211年 アルベルト司教によってダウガヴァ川の近くに建てられ その後、増改築が何度も行われ、ロマネスク建築、バロック建築などの建築様式が混在するようになった。リガ中央市場は巨大な市場で新鮮な肉や魚、野菜、果物などが満載。キノコが多く購入。
スパーレ Spāres 湖畔のロッジに泊まる。キノコを焼いてバター醤油で食べる。
クルディガの旧市街は2023年世界遺産になった。含まれる ヴェンタ滝 Venta waterfall はヨーロッパで最も幅の広い滝で、幅 249 メートル、高さは最大 1.75 メートルある。
アルスンガ Alsunga という小さな村で 素朴な音色の ヤギの皮の楽器の演奏を聴く。
リアパーヤ 中心部の建物はリガ同様、アール・ヌーヴォー調の建物が多く、非常に美しい都市です。1905年 日露戦争の際バルチック艦隊が出航した。旧ソ連時代、リエパーヤは多くの原子力潜水艦なども出入りしていて 現在でも多くのロシア人が住んでいます。廃墟と化した軍事施設跡 Kaprāļa Narkēvica ierakums が残る。聖ニコライ正教会 The Naval Orthodox Cathedral of Saint Nicholasは ソ連統治下 映画館やスポーツ ホールとしての使用されたが、1991年教会に戻された。屋根の修復がおこなわれ 金色に輝く美しい屋根を見ることが出来ます。昔も今も多くのロシア人が住んでいる。
国境検問所 Latvia-Lithuania Border。
リトアニア
国境を越えると 琥珀が砂浜に流れ着く パランガ、バルト海に面し、全長18kmの砂浜と美しい砂丘から夏はリゾート地としてにぎわう。500mの桟橋 Palanga Pierがあり ウクライナから来た少年も 釣りをしていた。
クライペダ ハンザ同盟の重要な都市として、古くから交易上の要衝でした。ここからフェリーで対岸のクルシュー砂州に渡る。バルト海に面した クルシュー砂州は何千年もの歳月をかけて島々が砂でつながりできた、長さ98kmのヨーロッパ最大の砂州で2000年に世界文化遺産に認定された。ニダ は毎年6万人以上の観光客が訪れる 砂州最大のリゾートタウン。高さ27メートル ニダ灯台がゴール。クルシュー砂州の 南の46kmは ロシアで 現在行き来できない。
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