「あさチャン!」2021.5.3 <SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
豊田市の田中くんは、履くだけで充電でき 停電時 前後を照らす「光へ光でみちびきスリッパ ECO」を発明。
中津川市の稲垣くんは、緊急時「室内から開けられる格子柵」なら窓から脱出できると 考えました。
歩いて充電でき 停電時 前後を照らす「光へ光でみちびきスリッパ ECO」
愛知県豊田市 豊田少年少女クラブ 中学1年生 田中丈誠くん(12)が小学6年生の時発明したすごいスリッパは、停電の時でも、足元を照らす光で安心して履くことのできるスリッパです。
停電時も安心「光へ光でみちびきスリッパ ECO」
前側だけでなく 後ろ側も照らします。
スリッパを履いている人だけでなく 後ろの人も安心して歩いて行けます。
この発明で2020年 愛知少年少女創意工夫展 特許庁長官奨励賞を受賞。
「昔雷で家が停電した時に 階段の角に角に足をぶつけて痛い思いをした」のがきっかけでした。
スリッパの中にはレバーを押すと 充電ができる手動式の懐中電灯が入ってます。
レバーを踵で踏めるよう 取り付けることで 歩くだけで 体重がかかって 自動的に充電できてしまうんです。
「それは普段履くから 履くだけで充電できる。一石二鳥だと思って」
さらに丈誠君は一つの懐中電灯で前と後ろを照らす仕組みを考えました。
「図鑑を見ていたら潜水艦が出てきて、潜望鏡があって その仕組みを利用できたらなと思いました」
潜水艦の潜望鏡を参考に 外の景色を確認するため、潜望鏡の仕組みを図鑑で学び、鏡を使って反射させることで 前の懐中電灯で後ろも照らせる仕組みを思いつきました。
災害の時に頼れる光るスリッパ。 丈誠君は将来発明を活かせる仕事に就きたいと思っています。
緊急時「室内から開けられる格子柵」なら窓から脱出できる
岐阜県中津川市 高校1年生稲垣龍樹くん(15歳)が 中学2年生の時に制作したすごい発明品は、「室内から開けられる格子柵」です。
去年 世界9カ国の発明品が集まる「2020世界青少年発明工夫展」銀賞 を獲得
他にも第78回全日本学生児童発明くふう展「発明協会会長賞」
国の内外から高い評価を得ています。
そもそも防犯用の格子柵は、通常 外からしか外せない仕組みになっています。これを中から外せるように考えた きっかけは 2019年12月 京都アニメーション放火殺人事件でした。
窓から脱出を試みた人が 防犯用の格子柵に 逆に阻まれた という話を聞いたんです。
「なぜ命を守るはずの 格子柵が逆 に命を奪うような作りになっているんだろうと 疑問を抱いて、この柵の製作に取り掛かりました。
この発明のポイントは室内側についた留め具。
「オレンジ色のつまみの部分を90度 回転させることによって ロックが解除される。四つの留め具を全て解除すると、中から柵がとれます」
留め具を解除すれば 子供でも簡単に室内から 取り外すことができる仕組みになってます。
「この柵が世の中に広まって 少しでも助かる命があればいいなと 思っています」
もちろん 留め具のロックがかかっていれば 外から侵入することはできません。
誰もが安心して暮らせるために、柔軟なアイデアが生んだ ここスゴッ!発明です。
▽すろー感想
いつも履いている スリッパなら、探さずに済み、電池切れの心配もなく いいですね。
どこにでもある 格子柵、いざという時 外に出られなかったら 困りますものね。


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