お茶殻コーヒー滓から作られるセルロースナノファイバーという新素材(あさチャンSGDs)

「あさチャン!」2021.6.18<SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
ニチハ株式会社と伊藤園が共同開発した茶殻入りデザインウォール「エコアートプラス」は抗菌効果と消臭効果を加えました。
コーヒー豆のかすも再利用取り出された セルロースナノファイバーはすべての植物から可能で鉄よりも5倍強度があって 軽くて強い

捨てられる茶殻を再利用した「エコアートプラス」は消臭効果も

大量に出る廃棄物を解決する新素材

千葉県流山市にあるこちらのお宅、一見普通の住宅ですが 実はこの壁身近のあるものを練り込んで作られています

フレスコ 鈴木辰徳支店長「こちらの壁はセメントと茶殻を組み合わせて作っております」
ニチハ株式会社が作ったお茶殻が塗り込められた壁なんです。

作られたのにはある理由があります。
私たちがよく飲んでいるお茶、作る際に出ているのがお茶殻です。
国内だけでも年間10万トン以上のお茶殻が捨てられます。大型客船 1隻分が毎年捨てられているといいます。
一部は肥料などに再利用されてますが ほとんどが捨てられていました。
これを壁に再利用しています。

そして壁にすることで こんな効果もあります。
伊藤園広報 山本さん「臭気のあるものを どれぐらいの時間をおいて 臭いが軽減するかという実験を繰り返しまして ニオイが軽減する結果が出ています。」

お茶殻を練りこんだ消臭効果がスゴイ
ニオイの放つものを密閉容器に入れたもの 2つ用意、片方だけにお茶殻を練り込んだ壁のかけらを投入、1時間後にニオイを比べてみると 入ってるほうが192、入ってない方が 325 と4割近くも低減していました。

コーヒー豆のかすも再利用 セルロースナノファイバーはすべての植物から可能


大量に捨てられてしまうお茶殻の問題は コーヒー豆のかすも同様です
こちらは年間40万トン捨てられています。
スターバックス シモキタエキウエ店
こんな取り組みも、壁にコーヒー豆を入れています。
店舗でお客様にお出しするトレイにもコーヒー豆かすを使っています。

さらにコーヒー豆かすが新素材になって、意外なものに再利用されています
コーヒー豆から作られた新素材 何に使われているんでしょうか?
街中を走っている自動車のボディやエンジンカバーなどのパーツに、コーヒー豆の滓から作られた新素材が利用されて います。

なぜ車に再利用できるようになったんでしょうか
研究を行っている横浜国立大学 大学院工学研究所 川村 出准教授
「コーヒー豆かすなど 植物性の廃棄物からセルロースナノファイバーを分離する という研究をしています。これがコーヒーかすから 抽出したセルロースナノファイバーになります」

セルロースナノファイバーとは、コーヒー豆の皮などに含まれる 肉眼では見ることのできない とても小さい繊維のことで、繊維なのに丈夫なのがすごい。

植物性の繊維ということもあって 軽さはもちろんですが 鉄よりも5倍強度があって 軽くて強いボディを作り出すということは可能になっています」

特殊な技術を使って固めると、軽さを維持しつつ鉄よりも硬くできる金属を新素材に置き換えることも可能に、さらに建築素材や 車以外にも化粧品などに活用されるよう研究が進んでいます。

ほとんどの植物に含まれていて、農業廃棄物からセルロースナノファイバーが取れるとなると SDGsな可能性 ますます広がります

▽すろー感想

ニチハ株式会社と伊藤園が共同開発した茶殻入りデザインウォール「エコアートプラス」は抗菌効果と消臭効果を加えました。
コーヒー豆のかすも再利用、取り出された セルロースナノファイバーはすべての植物から取り出し可能で鉄よりも5倍強度があって 軽くて強い。

こんな夢の素材が流通すればいいですね

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