「あさチャン!」2021.5.13 <SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
ティエムファクトリー の SUFA 世界でも最強の高断熱素材は 95%空気から出来ています。
とても小さい空気の集まりなので 対流が起きず 熱を通さない。
粉末も同じ機能があって、糸にして熱の伝わらない活動的な消防服などに活用が期待されます。
塗料にしたりして建物の断熱に活用すればエネルギー削減出来ます。
ティエムファクトリー の SUFA 世界でも最強の高断熱素材
軽くて透明な新素材 SUFA(Super Functional Air)
東京港区 ティエムファクトリー 山地正洋社長 の開発した高断熱素材です。
実験で、アルコールランプの上に板状の新素材を置き熱します。そして 触っても 全然 熱くありません。
また 同じ厚さのガラスと 新素材の両方に氷をのせ 溶け方を比較すると 新素材の方は溶けません。
山地正洋社長「断熱性能だけで言っても世界で最強の性能を持っていますし、世界で初めての透明な断熱材料となります」
透明なこの新素材の95%は 身近な空気できています。
空気はガラスと比べて熱伝導率が20から1/30伝わりにくいんです。
細かく見てみると スポンジのような構造があります。
その中の細い部屋の中に、空気が入っていて その部屋の大きさは50 ナノメートル( 髪の毛の太さの0.1 mm の1/2000 )
ものすごい小さな部屋に空気が閉じ込められているので 新素材 sufaは中で対流が起きない。
これだけ小さいと空気が動かないので 暖かい空気と冷たい空気をかき混ぜる 対流が起きないので 熱を通さない。
そのため住宅で使われる一般的な断熱材 グラスウールの 約3倍の断熱があると言われています。
現在大型化のための研究が行われています。
山地正洋社長「高断熱な窓を作ることができます。窓自体の重量も軽くすることができます」
この新素材を作って 窓を作ることで夏の日差しを遮断、冬は部屋の暖かい空気を閉じ込める。つまりエアコンを使う頻度が減るということです
一般的な複層窓と比べて電気代が1/5程度になる可能性があります。
山地正洋社長「熱を下げることによってより電気を使わなくていい世の中が実現できます」
車の窓ガラスを全てこの sufa にすると、夏場 フロントガラスが熱くならないので エアコンを使う頻度も減って燃費も良くなります。
EV(電気自動車)になって、エアコンを使えば使うほど走行可能な距離が減ってくるので、自動車メーカーさんから今問い合わせがいっぱい来ているそうです。
粉末にした新素材 糸にして 消防服、塗料で建物の断熱
こんな実験をしてみました。粉末にした新素材をまぶした水滴を水が蒸発するほどに熱したフライパンに落としても、コーティングされ 全く蒸発しません。
山地正洋社長「アパレルの糸にも使えるようにして、糸と一体化させたいという開発も 今まさに行なっている 」
例えば消防服 熱の厚さを通さないため 安全に消火活動が出来て 軽くて動きやすいものが作れる。
さらに塗料のような形にすると、様々な所に塗れます。
熱を通さない塗料を屋根に塗ったり 壁に塗ったりして厳しい日差しから家を守る事が出来ます。
アスファルトに塗ることでベビーカーの赤ちゃんを暑さから守る事が 期待されています。
山地正洋社長「本当に用途が広い、それだけ世の中に必要とされている素材なのかと思います」
熱だけでなくて紫外線もカットすることができます。
フイルム化という研究も進んでいるそうで、将来的には暑さも紫外線も両方カットできる透明なフィルムができるかもしれません。
大きな工事をしなくてもシールを貼るだけで 壁や窓の熱さや 紫外線を防ぐ効果が期待できます。
▽すろー感想
軽くて透明な新素材 SUFA いいですね。
安く大量に 流通してもらって 電気代が安くなれば助かります。
消防服ばかりでなく、防寒具もいいですね。
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