捨てずにリメークされるグロープ・柔道着のトートバッグ(あさチャンSDGs)

「あさチャン!」2021.8.16<SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
捨てずに変わるスポーツグッズ
大田区の「Re-Birth」野球グローブをリメイクして販売、修理も行っています。
名古屋の 老舗 柔道着メーカーが ハギレで作るトートバッグは 刺し子生地で丈夫・洗える

大田区の「Re-Birth」野球グローブをリメイクして販売

大田区のスポーツ用品店 Re-Birth(リバース)
店内には約300個もの 野球グローブが展示されています。

有名メーカーの野球グローブがずらり、中には年季の入ったグローブもあります。
Re-Birth 米沢谷 友広 代表
「当店では新品のグローブも多数用意していますが、使い込んだグローブもリメイクして販売しております」
こちらのお店は野球グローブ再生工房 Re-Birth(こちらHP)売られているグローブの半分は一度使われたものをリメイクしたものです

「野球グローブは毎年100万個ぐらいに流通されているが、そのうち多数が廃棄されている現状があります。なかなか新品の高いグローブを買えないお客様もいらっしゃいますので、低価格で高品質のグローブを提供できるようにと考えております」

一般的な新品のグローブは6万円程度ですが、再生クローブはおよそ1/3の2万円程度

リメイクは全て手作業で行われます。
まずは紐を外して グローブを一つ一つのパーツに解体していきます。
グローブ内側の革は指を入れた時 違和感がないように元の状態に戻していきます。
細かく微調整しながら縫い合わせて行くのが 職人技です。
Re-Birthグローブスペシャリスト 大木賢さん
「まだこれから10年使っていただけるような心地が良いものになればいいな」

この使い捨てないグローブに 野球界も賛同
WBC 日本代表にされた元福岡ソフトバンクホークス 攝津正さんが 初代アンバサダーに就任。
また73の大学が加入する「関東地区準硬式野球連盟」と提携。

こちら堀口さんのお宅では、今年お父さんが9年使い込んだグローブをリメイク。
地元の野球チームに入った娘さんに受け継ぐといいます。
娘「大事に使います」
父「妻とも一緒にキャッチボールをしたグローブでもありますし、この愛着あるグローブをそのまま娘に渡せるというのは すごくいいんじゃないか」
娘「このグローブを使って試合に勝ち続けたいです」

名古屋の 老舗 柔道着メーカー ハギレで作るトートバッグ

まだまだあるスポーツグッズのリメイクは他にもあります。
こちらのトートバッグ 6600円 (税込み)は あるスポーツ着と同じ素材で出来ています。
青と白、東京オリンピックでもメダルラッシュといえば

東洋マーシャルアーツディストリビューション 村上嘉崇社長
「トートバッグは柔道着と同じ生地で出来ております」
名古屋にある老舗の柔道着メーカー 東洋マーシャルアーツディストリビューション が今年の6月ネット上で先行販売したところ 想定の10倍の申し込みがありました。

こちらは柔道着を作る作業場です。
大量の生地の山がありますが、柔道着を作る際 どうしても余ってしまう生地の切れ端です。
村上「今までは全て破棄しておりましたが、何か再利用できないかと思って 作ったのが今回のトートバッグです」
柔道着使われる生地は刺し子生地と呼ばれています。とっても丈夫なことから かつては江戸の火消しが着ていた半纏にも 使われていた日本伝統の生地です
村上「刺し子生地の強度は 同じくトートバッグに使われる 帆布の約1.5倍あると言われています。柔道着と同じ生地なので 水洗いもできます。私たちに身近なトートバッグを普及させることで 刺し子生地を知ってもらい 伝統を守っていきたいと思います」


野球グローブお父さんからお嬢さんへととても素敵なお話でしたが、もう使わないなーと思ったクローブ ペン入れや名刺入れ 小物ケースなどにリメイク再利用する取り組みが行われています。
堤さん「自分の持っているグローブリメイクしたくなりました。」

▽すろー感想

野球グローブ高価な物ですね。ウチの息子の高校時代ここまで 高価なモノでなかった。
リメークして 使えるなら愛着がわいて大事に出来ますね。

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