コンブ養殖で海を豊かにして温暖化防止に(あさチャンSGDs)

「あさチャン!」2021.6.8<SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>

横浜の海で行われているコンブの養殖は 海を豊かにします。成長が早く二酸化炭素を酸素にしてくれる力は森林の5倍以上もあり、温暖化抑制が期待できます。
食べられない部分も無駄にせず「コンブ湯」や「コンブ石けん」に活用。

横浜の海で行われているコンブの養殖

横浜 金沢漁港
運ばれてきたのは、丸々と太ったカレイとヒラメ。
木川さん「味はね、もう脂が乗っていて おいしいですよね。魚に厚みが出たり」

横浜市の海でをより綺麗にしたいと行われていたのが、コンブの養殖です。5年前からテニスコート3面分お広さで コンブの養殖プロジェクトをはじめたのです。
食べられるのは もちろん、コンブを育てることは、海の環境にとって良いことずくめです。

コンブが海を豊かにします。
養殖前のコンブはわずか2~3ミリですが、4ヶ月後には その長さは 約4m、車と同じほぼ同じサイズにまで成長します。
里海イニシアティブ 富本龍徳さんは「コンブを養殖している周りは、すごく海が豊かになります。それでいて 二酸化炭素の吸収だったり 酸素を作ってくれたりとか プラスになることが多いですね」

地上に育つ森林と同じように 光合成によって 二酸化炭素を吸収し 酸素を排出します。
二酸化炭素の吸収量(1haにつき 年間)コンブが生い茂ったところ 16トン 杉林 3.4トン の約5倍にもなります。海中の熱を持った二酸化炭素を多く吸収し 酸素を増やし 温暖化の防止につながります。

また 魚の餌となる プランクトンが豊富になり 漁獲量の増加が期待できるといいます。
富本さんは「市場で働く方が 少し魚の取れ具合が違ったと 言って下さることが増えましたね」

横浜市で収穫できる養殖コンブの量は年間約7トン 堅い茎の部分があったりして すべてが食べられるわけではなく
「およそ1t弱ぐらいは非食用の部分が出てしまう」
食べられない部分も捨てられずに ちゃんと使い道があるんです。

食べられない部分も無駄にせず「コンブ湯」や「コンブ石けん」に活用



意外なところで有効刺された有効活用されている所があります。
それは1日の疲れを癒すのはお風呂で 「コンブ湯」はミネラルが豊富で、お湯もトロトロの肌触りになります。
東京都 浴場組合 妙法湯の柳沢幸彦さん「ビタミンAとビタミンEが豊富なので、お肌をツルツルにするヨウ素とかが入っているので、温浴効果があって血流をよくします」

「コンブ湯」は東京・埼玉・富山・石川の銭湯36店で開催され、今後も実施店舗を増やしていく予定です。
利用客は「ちょっと和風の香りがして すごくリラックスできました」
「すごいつるんつるんになりますよ。お肌が」
こうした 銭湯の一部では、食べられない 固い茎の部分を使用した「コンブの石鹸」1個1200円を発売しています。無添加 無着色で 肌への刺激を少なくするように 作られているため、シャンプーとしても、洗顔としても 使えます。
美味しく食べるだけではなく 生活の様々な場面で 役に立てられている コンブ。

富本さんは「私たちは温暖化対策ということに フォーカスして コンブの養殖を 日本全国に広めていきたいというのが 一つの目標であると同時に 循環型の社会というものを実現出来ればと思っています」
夏目さんが使っている コンブの化粧水は コンブの香りで しっとりが持続するそうです。

▽すろー感想

コンブの成長の早さに びっくりしました。
もっともっと コンブを日本中で養殖させ、二酸化炭素を酸素に替えてもらったらと、私の 勝手な思いです。

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