ハリセンボンから発想NIMSの超撥水材 (あさチャンSGDs)

「あさチャン!」2021.4.21 <SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>

海の生物 ハリセンボンから発想!酸化亜鉛の4本のトゲに 室温硬化型のシリコーンを一定の割合で混ぜ、折り曲げても引っかいても、撥水性は低下せず、優れている。
撥水性で 船底の抵抗を抑えエネルギー節約可能に。

驚異の撥水力

超撥水加工した 白いYシャツに 青い水をかけても 染みずに 水滴になって 転げ落ちます。
ケチャップをかけても 流れ落ちます。一拭きすれば きれいに 驚異の撥水力です。
提供:物質・材料研究機構
実験で水をたらすと、普通のガラス板は広がる、超撥水材でコーテイングしたガラス板は球になります。
ガラス板の外周にだけ 超撥水材をコーテイングした ガラス板の中央に水をたらすと、真ん中がこんもりになりました。

これは 国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が開発しました。

撥水は、蓮の葉をヒントに開発されました。

超撥水材は 海の生物 ハリセンボンのとげをヒントに開発されました。
曲げたり こすったりすると 撥水性が落ちてしまう弱点がありました。
この超撥水材には ハリセンボンのように 表面に多数のとげがあるので、素材を曲げても 撥水性を保てます。
さらにこのとげはセラミックで出来ており、とっても堅いため 強い力でこすられても 半永久的に 撥水力を保てます。
だからこそ 外壁にも ピッタリです。

超撥水材でエネルギーを抑えることができる

おもちゃのモーターボートに超撥水材をコーテイングすると 船底に加わる 水の抵抗を減らせ その分スピードアップ出来ました。
船を動かす エネルギーを抑える事ができるので 将来てきには大型船から排出される 二酸化炭素を削減できると期待されています。

商船三井 スマートシッピング推進部 今田チームリーダーは「船舶の コーテイングなどに活用できれば、SDGs課題という 社会の大きな要請に応えられる技術と考えています」

金属・アルミ・ガラス・紙・ゴム・繊維など あらゆる素材に 塗ることができる 超撥水材。

物質・材料研究機構 内藤正信博士「身近なところだと 服であったり、アパレルであったり 建材であったり 応用の検討を進めております。未来の材料としても非常に注目されている。皆さんの 生活様式を大きく変えて 豊かにするような材料だと思っています。」

防災用品、食品包装、衛生面でも期待されます。
この 超撥水材 来年度中に実用化される見込みです。

▽すろー感想

「未来の科学者たちへ」の動画に 番組でみた実験が含まれています。
もっと 面白い 働きがありました。
早く 実用化 期待されると いいですね。
「未来の科学者たちへ」小学生の学習に見せたいです。

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