お家でフードロス減らす冷蔵庫(あさチャンSDGs)

「あさチャン!」2021.8.17<SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
パナソニックの冷蔵庫 重量検知プレート・スマホアプリで食材のストック管理 。
「さらし」でお肉を包んで 肉質の劣化によるフードロスの軽減 目指しています。

冷蔵庫に重量検知プレート・スマホアプリで食材のストック管理

国内で年間600万トン発生していると言われるフードロス、そのうち半分は家庭から出るものです。
この家庭のフードロスを減らす最新技術

冷蔵庫の中にとりあえず入れとこうと思ったのに 食材が悪くなってしまったことありませんか?
お家でのフードロスを防ぐ新技術が開発されました。
こちらが食品ロスを防ぐプレートです。
パナソニック株式会社 コンシューマーマーケティングジャパン本部 水島理子さん
「プレートの上に食品をのせて重量を量ることができます。冷蔵庫の中身を見なくとも冷蔵庫内の食品の残量が分かるんです」

冷蔵庫の中身が正確にわかるのがすごい
このプレートに食品を載せ、計り代わりになります。中にセンサーが内蔵されていて その情報をスマホアプリで確認することができます。
例えばトマトなら「あと3個残っていますよ」とか、卵なら「あと70%残ってますよ」とプレート別に食材残量を表示出来ます。
このプレートの機能を使い 買い物をしてみると お米の残り残量が40%と出ています。

外出先でも冷蔵庫の中身を確認でき、ダブル買いや買い忘れを軽減することができます。
さらに通知があります。卵の利用期限が近いみたいですね。
食材の賞味期限などを設定しておけば自動でお知らせ、使い忘れ防止になります。

現在プレートの情報とレシピアプリを連動させて、残っている食材に応じ美味しいレシピを提案する実証実験を行っています。

「さらし」でお肉を包んで 肉質の劣化によるフードロスの軽減

フードロスを減らせる技術は他にも、冷蔵庫には布とビニールに包まれた食材が入っています。
料理研究家イトウジュンさん
「買ってきて3日目の肉を巻いているんですけれども、お肉って時間がたつとちょっと黒くなってきたりするんじゃないですか、そういうのもないです。包んで入れるだけで鮮度が保てて 魔法のシートって感じですよね」
食材の劣化を防ぐ魔法のシートがすごい
ラップで包んだだけの牛肉と 魔法のシートに包んでラップをした牛肉 冷蔵庫でこの二つを保存してみると3日後、普通に冷凍したお肉は色が変わり始めた部分が出てきます。
しかしシートで包んだものは赤く鮮やかな状態のままでした。
さらに5日経っても変色はありません。

どういうことなのかこのシートを開発している会社を尋ねると
株式会社ミートエポック 跡部美樹雄社長
「素材はさらしという素材ですね。もともと業務用で作ったんですが、酸化を防止するという機能が見えてきましたので、これを一般の方が使うことで良い効果が生まれてくるのかなと思いまして」
使われていたのは 天然繊維のさらし、吸湿性に優れ 食材の劣化を防ぐことに適した素材だと言います。

なぜこのシートで包むと食材の劣化を防げるでしょうか?
明治大学農学部 村上周一郎教授
「シートについている微生物の力ですね。人体に無害でしかも冷蔵庫とか 低温でよく育ちます。低温菌と呼ばれている菌です。この菌の持っている力として油や脂質の酸化を抑える」

劣化を防ぐにはシートに付着させてる菌
通常肉や魚を冷蔵庫に入れておくと 酸化の原因となる 油や脂質が流れ出ます。
付着することで劣化や臭いの原因になります。
一方人に無害な低温菌があると この油や脂質を食べるので劣化を防ぐことができるのです。
跡部さん「フードロスではなくて キープフードという考え方で みんながハッピーになれるような 食文化を作れたらいいなと考えています」

この魔法をシートを開発した会社では 現在業務用のみシートを販売しているんですが、今後は肉や魚を輸送するその時に このシートを使って 鮮度を保って食品を届けようという考えがあります。

▽すろー感想

本当に冷蔵庫に入れて つい消費期限が過ぎてしまいます。この年になると アプリに登録して使うのも億劫になってきました。
さらし 昔からありました。牛肉の味噌漬なんかも さらしに 包まれていますね。低温菌の効果有ったんですね。

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