「あさチャン!」2021.6.16<SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
日建工学の開発した アミノ酸入りブロックには 15年にもわたって 海藻が生い茂り 魚が集まります。
生き物に合わせて形を変え アワビ・ウナギ用もあります。日本各地で使用され 海外へも考えられています。SDGs 17の目標に「海の豊かさを守ろう」があります。
アミノ酸入りブロックには海藻が生い茂って魚が集まり
静岡・伊東
海の中に置かれたコンクリートブロック、潜ってみると 海藻が生い茂っていて たくさんの魚が集まってきています。
これはある実験映像です。
右の一般的なコンクリートブロックに比べ、左のブロックには たくさんの魚が 群れているのがわかります。
気仙沼小野田レミコン 営業課 小野寺さん
「魚が集まるコンクリートブロックには、アミノ酸を入れています。」
アミノ酸は、私達の体をつくるタンパク質の元となる成分で 私たちが生きるためには 必須の栄養素です。
魚たちはアミノ酸を求めて集まっています。
このアミノ酸ブロックの発明された背景にあるのは、温暖化の影響で日本の海の環境が変化し 魚や海藻が少なくなっている という問題です。
豊かな海を取り戻すきっかけに なるのではないかと 期待されている ブロックです。
気仙沼小野田レミコン
どうやって作ってるんでしょうか ?
宮城県気仙沼市の工場 気仙沼小野田レミコンを訪ねました。
日建工学 東北営業所 渡邉所長によると、作り方は セメントや砂利などに アミノ酸をドバッと混ぜる。混ぜたものを 型に流し込み 鉄格子を入れて 48時間待てば完成です。
アミノ酸を入れるだけ出るだけですが、材料以外のものを入れると固まらないというコンクリートの常識を覆した、世界で初めての技術なのです。
アミノ酸入りブロックを 海や川に設置すると 約15年にわたって アミノ酸がじわじわと溶け出します
開発者の日建工学 経営室 経営企画課長 西村さんによると 長い時間をかけて 魚たちが住みやすい環境を 整えようとしています。「最初はサポートしてあげて、後は自然が豊かになれば 自然本来の力で、自立可能なものに なっていくという形ですね」
生き物に合わせて形を変えるのが スゴイ!
アワビ用のブロックは、アワビの特性に合わせた工夫がしてあります。
西村さん「アワビの隠れ家になるように 平べったくしていて、下に隙間が少しだけあって 夜になると上に出てき て餌を食べるといったような形になります」
実際にこのブロックを利用した徳島県 牟岐町の海では、アワビの数が 年々 減少し悩まされてきましたが、このアミノ酸入りブロックを置いたところ なんとわずか6週間でアワビが定着しました。
さらにこれは うなぎ用 その名も 「うな住」と言います。
籠の中の寝床に 小さなアミノ酸入りブロックを 一緒に敷いたところ、ちゃんと住み着いたんです。
このアミノ酸ブロック 漁業関係者の間で評判を呼び、今では北海道から沖縄まで 全国500箇所以上に設置されています。(北海道留萌海岸・宮城県岩井崎・大阪府小島漁港)
しかし開発した 西村さんが見据えるのは、日本の海ばかりではありません。
「日本だけではなく 世界も含めて こういうコンクリートブロックを介して 水産資源が もっと豊かになって、しいては食資源を支えるものの 一助となれればいいなと思っています」
そして このコンクリートブロックですが、岩手日本大震災の復興支援の一環として、津波の影響で変わってしまった 海の生態系を取り戻すためにも 活用されています。
SDGs 17の目標がありますが、「海の豊かさを守ろう」 というのもあります。
そのため SDGs の取り組み例として、一部の中学校の 技術・家庭科の 教科書にも掲載されているそうです。
▽すろー感想
アミノ酸入りブロック、海藻が生い茂って魚が集まり 海を豊かになって、もっと もっと世界にも拡がれば いいですね。


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