規格外の花 1本100円で販売&余った食用バラでマスクスプレー(あさチャンSDGs)

「あさチャン!」2021.9.16<SDGsな未来へ・ここスゴッ!発明>
曲がっていたり花が付き過ぎた花を1本100円で販売する『花つみ』が好評です。
コロナ渦で販売できなくなった食用のバラから 「ローズバリアスプレー」マスクにふりかけ リフレッシュ出来ます。

曲がっていたり花が付き過ぎた花を1本100円で販売する『花つみ』

お花屋さんで売ることのできない 規格外のお花や 売れ残って廃棄するしかない花を 有効活用する取り組みがあります。

東京・目白 リサイクルショップ「TIGRESS」洋服や小物 バックなどを扱っています。
その店先には たくさんの花が売られていて お値段はなんと一本100円で、この花を求めて次々とお客さんが訪れます。
客「お値段が100円だったんて信じられなくて!」

都内の花店 株式会社hanane が行う  『花つみ』 というシステムで 曲がっていたり 花が付き過ぎているなど 規格外で 花屋では売れない花を、一本100円という低価格で売って 花の廃棄(フラワーロス)を防いでいます。

株式会社 タイグリス 代表の城所美穂さん「洋服を見て帰りにお花を買ってとか 今日はお花だけと言って来てくださる方もいらっしゃいます。」と語った。

規格外で 廃棄される花は 全体の2割程にも のぼると言います。
この取り組み 『花つみ』 を行う 株式会社hanane 代表  石動力さんは「お花はもちろん命あるので 規格というのは 消費者にとってはあまり 個人的には関係ないと思っていますので せっかく生産されたものをできるだけ人々が楽しんで かつお金に変えて生産者のところに戻るというのはすごく意味があると思うんですね」と語った。

現在は関東関西で およそ50カ所で展開しているといいます。
そのうちの一つ、東京・日本橋 カフェ Hana House、こちらのブックカフェでも お客さんがランチをしている店の外には花が 出店されていました。
近くの会社で働いている男性は「すごく可愛いお花が一本100円なので 今日は窓際にひまわりとデスクの はしっこにバラみたいな感じで色々と周りに散りばめてみようかなと思いました」

石動力さん「今までお花を買う機会がなかった人とか 男性の方も一本二本試しにおうちに買っていったら、奥さんだったり 家族の方に喜んでいただいたりして 毎週来てますよという声も 非常によく聞かせて頂いてます。」

コロナ渦で販売できなくなった食用のバラ 「ローズバリアスプレー」でマスクに

廃棄になってしまうのは 鑑賞の花以外にも
埼玉県 深谷市の ROSE LABO こちらで育てられるのは
代表田中綾華さん「こちらは全て食べられるバラになります。」
無農薬の食べられるバラを 食用バラを栽培、スイーツに混ぜたり ケーキの飾り付けなどに使われています。
ところが田中代表によると「バラの寿命は大体 野菜とかと一緒で 5日間ぐらい経ってくると ちょっと黒ずんできたり 香りが落ちてきたりして というのがあります。どうしても捨てるしかないという判断になってしまうんですけども… 」

5日で寿命を迎えてしまう食用バラ
ですけれども、化粧品に生まれ変わっています。
食用のバラからエキスを抽出し 化粧水や石鹸・口紅などを製造 、天然のバラのいい香りがすると言います。
捨てるしかなかった食用のバラを化粧品にすることで廃棄ゼロを達成しました。

しかし順調だった廃棄ゼロに影を落としたのが 新型コロナ
コロナの影響は 飲食店屋さんが自粛でしまったり卸先が閉まってなくなってしまったので 大量の食用バラが余ってしまいました。
ローズラボでは収穫したバラの半分は食用、半分は化粧品にしていましたが、この食用として出荷していた方が行き先を失ってしまいました
これまでの化粧品への加工だけでは使い切ることが難しく 新たな商品開発が急務となりました。そこで新しく考えたのがローズバリアスプレー マスク用のスプレーでマスクに吹きかけるとバラの香りでリフレッシュでき、販売から1年で およそ2万5000本も売れたということです。

田中代表「私たちも4月5月2綺麗なバラを咲かせるために冬たくさんお手入れをしてきたので その腹を世の中の人に届けられないということはすごく悔しくて どうにかこの子達の命を長引かせられないかと模索しました。少しでも地球全体が嬉しくなるようなことを したいと思っています」

無農薬のバラから作られたこのスプレー、スタジオでマスクに使ってみました。こちら一本1650円。インターネットで買えます

▽すろー感想

規格外の花 そんなにあるんですね。私の庭の花 全部規格外ですけど。
食用のバラ スゴイですね。

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