私が、SDGsに 興味を持ったのは 異常気象で 今までと違う大量の雨、強力な台風 ニュースを見て、NHKスペシャルを見て 私達は「パンドラの箱を開けてしまった」と思いました。
そのうえ オーストラリアの森林火災が いつまでも続くのに 恐怖を覚えました。
コーヒー1杯の 為に風呂1杯の水(約200リットル)が必要
牛肉1kg の為に 風呂103杯分の水が必要:牛のエサのために多くの穀物が必要で森林火災の遠因
Tシャツ1枚に必要な水は2700リットル、バスタブ15杯分。
私達の生活は 世界の人たちの大きな犠牲のうえで できていたことでした。
こんな事を続けていていいのか?自分たちの未来は?不安になりました。
文渓堂 「国谷裕子と考える SDGsがわかる本 」図書館で子供向けの本を借り、ちょっぴり勉強しました。
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SDGs とは 人間が地球でずっと暮らしていけるような世界をつくるための目標
英語の「Sustainable Development Goals(サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ)」の略で、読み方は、「エスディージーズ」と読みます。
英語のsustainableは「持続可能な」、developmentは「開発」、goalsは「目標」という意味です。なので、SDGsは日本語で「持続可能な開発目標」と言われています。
ここでいう持続とは「人間が地球に住み続ける」ということ。開発とは「より良い世界をつくる」ことです。つまり「人間が地球でずっと暮らしていけるような世界をつくるための目標」
世界には、貧困や紛争・テロ、温暖化・気候変動、資源の枯渇など いろいろな問題があります。
「このままではいつしか人間が地球に住めなくなってしまうかもしれない。」
危機感を持った世界のリーダーたちが集まり 世界が抱えている課題を整理し 解決策を考えました。SDGsは、2015年の国連サミットで決められました。
SDGs:17のゴール
「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」
アジェンダ(計画)は、人間、地球及び繁栄のための行動計画として、宣言および目標をかかげました。
この目標が、ミレニアム開発目標(MDGs)の後継であり、17のゴール(大目標)と169のターゲット(小目標・達成目標)からなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。
2030年までにSDGsを達成するには、取り組みのスピードを速め、規模を拡大しなければなりません。2020年1月、SDGs達成のための「行動の10年(Decade of Action))がスタートしました。
出典:国連広報センター
社会分野
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
経済分野
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任つかう責任
環境分野
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
横断分野
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう
1.貧困をなくそう
・世界人口の10人に1人が 極度の貧困状態にある
・働いているのに 極度の貧困状態の人は若者で16%もいる
(※国際貧困ライン:極度の貧困状態:1日1.90ドル未満で生活する状態)
主に南アジア地域、アフリカのサハラ砂漠以南の地域 旧植民地の国に多い。
▼2030年までに、世界中で「極度の貧困」暮らしをしている人をなくす。
・各国が決めた「貧困状態」の人をすべて半分に減らす。
・各国で、人びとの生活を守るための きちんとした仕組みづくりや対策をおこなう。
・すべての人が、平等に、生活に欠かせない基礎的サービスを使えて、土地や財産の所有や利用ができて、新しい技術や金融サービスなどを使えるようにする。
・自然災害や経済ショックなどの被害にあうことをなるべく減らし、被害にあっても生活をたて直せるような力をつける。
2.飢餓をゼロに
飢餓と飽食・肥満
世界人口 75.5億人 うち8.21億人(11%)が栄養不良で、6.72億人の大人(13%)が肥満。
▼2030年までに飢えをなくし だれもが一年中安全で栄養のある食料を十分得れられるようにする。
・小規模の食料生産者(女性、先住民、家族農家、牧畜や漁業をしている人々)の生産性と収入を倍にする。そのために土地や資源、知識を得たり、金融サービスを使ったり、食料を売ったり、農業以外の仕事に就いたりするチャンスを平等に得られるようにする。
・食料の生産性と生産量を増やし、同時に、生態系を守り、気候変動や干ばつ、洪水などの災害にも強く、土壌を豊かにしていくような、持続可能な食料生産の仕組みをつくり、強靭(レジリエント)な農業を行う。
・2020年までに作物の種子、栽培される植物、家畜の遺伝的な多様性を守る。そして、作物や家畜の利用に関して、人類がこれまでに生み出してきた知識や、そこから得られる利益を、国際的な話し合いのもと、公正に使い、分配できるようにする。
日本では、2017年 カロリーベース 食料自給率 38%。
食品ロス(食べられるのに廃棄) 1人毎日茶碗1杯分、一方 20人に1人が食料がないときがある。
生産された穀物 人間が食べる=43% 家畜のエサ=36% 残りはバイオ燃料など
肉を食べるということは 何倍もの穀物を食べている。
牛肉 1kgを生産するため 11kgの穀物が必要。豚肉は7倍、鶏肉は4倍、卵は3倍です。
捨てられる食料は 1/3 (2.22億万トン)=サハラ砂漠より南の食料生産量と同じ
2050年には 人口97億人、今より1.7倍の食料必要になる。
★私達にやれること
・肉を少なく、野菜を多く食べること・なるべく近い産地の食品選ぶ
・自分で調理する・食べ物を残さない・生ゴミを活用し 堆肥にする
3.すべての人に健康と福祉を
・年間5歳未満の子供 1年間に600万人死亡、半数は栄養不足が関係している。
・エイズの原因 HIVウイルスに 3690万人感染し(2017年)64万人死亡。他の三大感染病 結核で160万人、マラリアで44万人 死亡
▼妊婦、新生児・5歳以下の死亡率減らす。
・感染症 HIV/エイズ・結核・マラリア などの対策を行う。
・薬物・アルコールの乱用防止、治療強化
・交通事故の死傷者半減させる。
・お金の心配をすることなく基礎的な保健サービスを受け、値段が安く質の高い薬を手に入れ、予防接種を受けられるように。
・有害な化学物質 大気・水質・土壌汚染など減少させる。
・タバコの規制。
・開発途上国で 感染症の医薬品・ワクチンが得られるようにする。
4.質の高い教育をみんなに
・15~24歳の若者で 6.17億人が基本的計算 読み書きできない(半数は紛争地域に住む)
▼すべての人に包摂的(ほうせつ:誰も排除されず、全員が社会に参画する機会を持つ)かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機械を促進する。
・ジェンダーにとらわれず 障害者、先住民、弱い立場の子供などがあらゆる教育 職業訓練を平等に受けられるようにする。
・1人1人が地球という宇宙船に乗り込んでいる地球市民と考える。
マララ ユスフザイ .. パキスタンの女性教育の大切さ訴えた 2014 年のノーベル平和賞受賞者。
イスラム教の教え「両手と顔以外の美しい部分を隠せ」のために 教育を受けられなかったり 行動を規制され 拘束されたりしている。
・日本でも学校に行けない子供がいます。不登校、病気、経済、フリースクールなど
5.ジェンダー平等を実現しよう
・同じ仕事をしても 男性100に対し 女性は77。
・女子議員の割合.. 22.8% .. 日本 2018年 衆議院 10.1% 参議院20.7% 世界162位/193国
▼ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメント(女性が男性と同じ力を持つ)を行う。
・女性や女の子を売り買いしたり、性的 その他の目的で一方的に利用することをふくめ、すべての女性や女の子へのあらゆる暴力をなくす。
・子どもの結婚、早すぎる結婚、強制的な結婚、女性器を刃物で切りとる慣習など、女性や女の子を傷つけるならわしをなくす。
・家庭内の子育て、介護や家事などは、お金が支払われる仕事と同じくらい大切な「仕事」であると、公共のサービスや制度、家庭内の役割分担などを通じて認めるようにする。
・ジェンダーギャップ指数..2017年 日本0.627 114位、政治・経済・教育・保健の分野のデータで算出。
・男女平等は基本的人権に関わる。社会的に 性別役割が固定している社会ではいけない。
・クオーター制 議員や会社役員を増やすため 一定数を女性に割り当てる制度。
6.安全な水とトイレを世界中に
・安全な飲み水利用できない人の割合 2015年 29%
・衛生的なトイレ使えない人 3人に1人の 24億人
・排水の80%以上が汚染除去せず川や海に流されている。
▼2030年までに、だれもが安全な水を、安い値段で利用できるようにする。
・だれもがトイレを利用でき 屋外で用を足す人がいなくなるようにする。女性や女の子、弱い立場にある人がどんなことを必要としているのか 特に注意する。
・汚染を減らし ゴミの投棄や有害な化学物質が流れ込むことを最低限にする。処理しない排水を半分以下にし、世界中で水の安全な再利用を大きく増やすなど 水質を改善する。
・日本は農産物を世界から輸入している。水に置き換えた バーチャルウオーター
800億㎥ = 国内の農業・工業・生活用水のすべてとほぼ同じ
1kgのトウモロコシは1800㍑ の水が必要。牛肉1kg=約2万㍑必要。
アメリカ、カナダ、オーストラリアから多いのは 牛肉のため。
・2050年には 深刻化する 水不足予想される。
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
・世界の再生可能な資源 自然から取り出し枯渇しない 水力・太陽光・風力・地熱・波力・植物由来の燃料バイオマス などから作られた電力 20%以上、日本14.5%
・世界では 10億人が電気のない生活をしている。
・温室効果ガスの60%が化石エネルギー源(石油・石炭・天然ガス)を燃焼させたとき発生。
・化学肥料の大量使用・畜産などの廃棄物焼却
▼すべての人々に手頃で信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
・エネルギーミックス…さまざまな発電方法を組み合わせる。
・日本の再生可能エネルギー普及に向けた動き…電力会社が買い取り 固定価格買い取り制度 買い取り期間 再エネ賦課金
8.働きがいも経済成長も
・2017年 3億人の労働者が 1日1.9ドル以下しかもらえず 極貧状態
・2030年までに 新たな労働者のため 4.7億人分の仕事が必要
・2016年 世界で働く人のの61%が 非正規雇用
▼2030年までに 若い人たちや 障害がある人たち 男性も 女性も、働きがいのある人間らしい仕事をできるようにする。そして同一労働同一賃金になるようにする。
・むりやり働かせる 奴隷のように働かせる 人を売り買いすることを終わらせる。子どもを兵士にすることを禁止、2025年までに あらゆる形の児童労働をなくす。
・国際労働機関(ILO)でディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)という考え方提起
・世界の子供の10人に1人の1億5200万人が児童労働に就いている。
・日本でも非正規雇用、ワーキングプアが増え、過労死、過労自殺、有給休暇の消化率など問題あり
・ソーシャルビジネス(社会的企業)、エシカル ビジネス(倫理的企業)
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
・インフラが整っていないため、アフリカでは40%生産性落ちる
・世界で40億人以上がインターネットにアクセスできない。90%は開発途上国に暮らす人
▼強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る。
・イノベーション(新たな価値を創造する)
・バリューチェーン(価値のつながり)企業による事業活動の「どのプロセスでどのような価値が生み出されているか」「どこに強みや弱みがあるのか」を知る。
10.人や国の不平等をなくそう
・最も裕福な10%が世界の40%の所得を得ている
・ジニ指数 2005年 0.7 世界の所得分配の不平等を表す指数
・世界貿易機関(WTO) .. 国家間のグローバルな貿易の規則を取り上げる唯一の国際機関
2021.2 初の女性、アフリカ出身者の ヌゴジ・オコンジョイウェアラが次期事務局長に
・(世界の最も裕福な1%人の温室効果ガス排出量)は(世界の最も貧しい50%の人の排出量の30倍)
・雇用形態による賃金格差 2017年 日本 正規雇用 100 、非正規雇用 65.5
▼国内および国家間の格差を是正する
・富の再配分 累進課税(所得税) 逆進税(消費税)
11.住み続けられるまちづくりを
・陸地のたった3%の都市に 全人口の半分が住んでいて、 世界全体のエネルギーの60~80%消費し 炭素放出量は75%
・8.2億人がスラムに住んでいる。
▼包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する。
・日本でも都市に人口が集中・地方では限界集落、消滅集落になっていく
・消滅可能性都市 2014年に2040年まで 20~39歳の女性が半減する自治体。東北など
・北海道 下川町 「ありたい姿」第1回「ジャパンSDGsアワード」2017年
12.つくる責任つかう責任
・主に森林の農地転用により 食料部門は 全体の22% 温室効果ガス排出
・真水(飲める水)は全体の3%、残りは海水。そのうち2.5%は氷
・日本の廃棄食品 食品ロス が646万t、WFPによる食糧支援の2倍
▼持続可能な消費生産形態を確保する。
・生産サプライチェーン.. 商品が消費者に届くまでの 原料調達 製造 在庫管理 物流 販売 までの一連の流れのこと
・レアメタル スマホや、自動車などに使われる 稀少鉱物、採掘のため アフリカのコンゴでは 森林が破壊され じゃまになるゴリラも多数 殺されている。また 不要になった スマホや家電など 都市鉱山の活用も
・日本のプラゴミの量は アメリカに次ぎ2位、中国が海外ゴミの輸入禁止に。廃プラスチックの循環利用
・給食の残渣(食べ残しや野菜くず)のリサイクル、飼料や肥料に
13.気候変動に具体的な対策を
・温室効果ガス 1990年より50%増えた。2015年
・世界の平均海面レベル 1901年より 19cm上昇
・気温が1°上がると、小麦の収量が約5%減る。
・パリ協定 国連気候変動枠組条約(COP21) アメリカの トランプ大統領が離脱明言したが バイデン新大統領は2021年復帰。
▼気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
・緑の気候基金(開発途上国の地球温暖化対策を 支援する基金)
・世界の異常気象…2003年ヨーロッパ熱波 森林火災 シベリア 北欧
・日本の年平均気温の上昇。猛暑日増加、河川の氾濫、土砂崩れ
・地球温暖化の仕組み
石油や石炭を大量に使い、大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスが地球を覆い、地上の熱が宇宙に逃げれなくなった。
・使うエネルギーを減らす。自然エネルギーに替えて 温室効果ガス排出量 95%削減。
・カーボンオフセット…削減できない二酸化炭素の排出については、二酸化炭素を削減する活動に投資したり、他の場所で削減された二酸化炭素排出量をクレジットという形で購入
・グリーンビルディング…環境に配慮した建造物の建設 および運用を指す。
14.海の豊かさを守ろう
・海は地球表面の3/4を占め、地球の水の97%は海にあり、生物の生きているスペース(体積)の99%は海
・人間が出した二酸化炭素の30%を海が吸収
・世界人口の40%の人の暮らし 海に依存
▼海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
・2025年まで海洋汚染防止し、減らす
・2020年までに 海洋や沿岸の生態系の持続的な 管理と保護
・水産資源をそれぞれの資源を減少させずに 持続的に得られる収穫量を回復出来るよう 科学的な管理計画を行う
・クロマグロの資源管理
・海の酸性化に対処
・海中でも進む「砂漠化」海藻が茂る藻場、埋め立てや汚染で失われてきた。
・海のプラスチック汚染 魚が食べ死ぬことも。マイクロプラスチック(5mm以下のもの)による海洋生態系への影響が懸念される
15.陸の豊かさも守ろう
・動物も植物も昆虫も80%が森で生きている
・8300の動物種 うち8%絶滅 22%絶滅の危機
・開発途上国周辺部に住む人 80%の人が伝統的な植物を使った薬に頼っている。
・年間 1300万haの森林が失われている。森林は生物の生息域で、酸素を供給、土壌を作り 水を保全
▼陸上生態系の保護、回復及び持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止及び逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
・絶滅危惧種を保護
・密漁や違法な取引禁止
・二酸化炭素は 温室効果ガスになり、海水に溶け込むことで 酸性化し海の生物は様々な影響を受ける
・危機的に進む 森林破壊…マレーシア、インドネシア、アマゾンなど 農地化、薪の利用、火災
・森林の働き…生物の多様性守る。二酸化炭素吸収、地球温暖化防止、雨を一時的に蓄え濾過、水源をかん養して水を浄化、土壌流出防ぐ、土砂災害を防ぎ 土壌を守る、林産物生産、蒸発散で気候を和らげる、信仰の場、森林浴など保健・レクリエーションの場
・土壌劣化で農業や牧畜ができなくなる
16.平和と公正をすべての人に
・世界では1分ごとに20人が住むところを追われている。2017年 6850万人が紛争や迫害で立ち退かされる
・6億人以上の女性がDVを犯罪と見なされない国に暮らす
▼持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
・暴力・虐待・搾取・人身販売・難民
・武器・汚職・賄賂
・世界で起きている 紛争。気象異常→食料生産が十分でない→紛争誘発→気候回復しても食料生産に就けず悪循環。
・ヨーロッパ諸国が植民地の国境を決めていた。アフリカ人の対立を利用し統治、独立後の国の統治巡る紛争に。
・レアメタル スマホや、自動車などに使われる 稀少鉱物で、武装勢力の資金源になっている。先進国がそこに武器を売っている。
・児童虐待の問題
17.パートナーシップで目標を達成しよう
・国際貿易開発会議は SGDsを達成するため 年566~792兆円(5~7兆ドル)の投資が必要
・開発途上国からの輸入79%が、開発途上国に有利な無税で先進国に入っている。
▼知識、専門的知見、技術及び資金源を動員、共有するマルチステークホルダー・パートナーシップによって公的 官民 市民社会の協働を効果的に進める。
・政府開発援助(ODA)
・持続可能な開発のための 企業の社会的責任 ESG投資(環境、社会、統治)
・フェアトレード…日本など 先進国で アジア・アフリカなどで 開発途上国で生産された 衣類・食料品が驚くほど安く売られている。このような 不公平な貿易は 貧困を生む要因
・エシカル金融… 例えば自分のお金を 地球温暖化や環境破壊になるものに 使わせないという考え方。
▽なぜ SDGsが作られた?
SDGsが出来るまで
・1972年 国連人間環境会議(ストックホルム)
・1992年 地球サミット・国連環境開発会議(リオデジャネイロ)
・2000年 ミレニアムサミット、ミレニアム開発目標(MDGs)採択
・2002年 持続可能な開発に関する世界首脳会議「リオ+10」(ヨハネスブルグ)
・2012年 国連持続可能な開発会議「リオ+20」(リオデジャネイロ)
・2015年 国連持続可能な開発サミット(ニューヨーク)「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択
※アジェンダ:検討課題、行動計画
人類の共通課題、人権・平等・福祉・教育 が組み入れられている。
どうして 17のゴール?
ユニセフ 『5つのP』
People, Planet, Prosperity, Peace, Partnership
人間、地球、豊かさ、平和、パートナーシップ。
1~17 は順番ではない、どれが重要ではなく、どこから取り組んでもいいのです。
互いに影響し合って、シナジー(相乗)効果が期待されています。
SDGsは15年後の理想
思い描く2030年の世界
極度の貧困にあえぐ人や、飢餓で死ぬ人がいなくなって、みんなが きれいな水を 飲むことができ、男女の区別なく 教育を受け 仕事が出来ます。
引用 文渓堂 「国谷裕子と考える SDGsがわかる本 」
会社の社長も 政治家も女性が半分になっています。
エネルギーはクリーンのなって、都市にも 緑が増えて、海のごみが減って 陸の緑はより豊かになります。
恐ろしい武器や、兵器の取引が規制されて 紛争が減り、暮らしが安定して 難民が少なくなっています。
未来のあるべき姿を、具体的な目標を立て、それぞれのターゲットで 数値目標を示し、実現に向け 行動する。
きちんと 検証出来るよう 15年先の目標にした。
こういった方法は「バックキャスト」思想とも呼ばれます。
2030年が近づけば、次のアジェンダ(行動目標)が始まります。
▽すろー 感想
教育、男女平等、富の再配分、クロマグロ、森林資源の保護、難民まで出てきました。
ありとあらゆるものが SDGsに関わってくるんですね。
見慣れない ことばもたくさん出てきました。
思い描く2030年の世界を見ると、実現可能な気がします。
これからは もっとアンテナを張ってテレビや ネットを見ようと思います。
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