フランクフルトの南東 ヴュルツブルクを起点に南へ約400km、フュッセンまで続く観光街道です。
ロマンチック街道を下っていくと 中世の趣を残す美しい村々が次々にあらあれます。
NHK BSP 「空からクルージング 中世の宝石箱 ドイツ ロマンチック街道」で見たところを 時間だけたっぷりあるのに 行けそうもないので Googleマップにマーキングして 楽しんでいます。
メルヘン街道の街カッセルの世界遺産 ヴィルヘルムスヘーエ公園
Googleマップ

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出発点:ヴュルツブルク
ロマンチック街道で2番目に大きい。かつては司教が領主だった教会が多い美しい街です。ぶどう畑が広がってワインの産地だった。マイン川を利用した交易で栄えた。
・マリエンベルク要塞 … カトリック司教の住まいだった
・ノイミュンスター教会 …ロマネスク様式
・ザンクト キリアン大聖堂
・マリア礼拝堂 … 市民たちが作った。リーメンシュナイダーの像(アダムとイブ)がある。
ヴァイカースハイム
マイン川に沿って迂回して進む。広々な田園地帯に。
・ヴァイカースハイム城 … ホーエンローエ家能代フランス式の整った庭園。たくさんの彫像
クレクリンゲン
・ヘルゴット教会 … 山あいのひっそりととした教会。19世紀 リーメンシュナイダーの傑作 聖母アリアの被昇天の祭壇が見つかった
ローテンブルク
ロマンチック街道を代表する街。人々は中世の宝石箱と呼んだ。城壁の中を赤1色が埋め尽くしている。
城壁に沿って9つの塔がある。
戦乱は絶えなかった。領主と領主の勢力争い、農民戦争、宗教戦争 盗賊の襲撃もあった。
富が集まる街は危険との隣合わせだった。
屋根の直ぐ下から棒が出ており どの家も 非常時に備え 屋根裏に食料を貯蔵するとき使用した。
街は手工業で栄えた。集まった農産物や畜産物を加工する。
カトリック対プロテスタントのドイツを二分した30年戦争が起こり破れた。
・聖ヤコブ教会 … リーメンシュナイダーの聖なる血の祭壇がある
・ドイツ クリスマス博物館 … 11月末からクリスマスまで 凡そ1ヶ月間 クリスマスマーケットが開かれる

ディンケルスビュール
羊が飼われ羊毛業も盛んだった。川がくねくねと曲がって ヴェルニッツ川は蛇のようだ。高低差があまりなく水の勢いがなく蛇行を繰り返すようになった。
奇跡も街で多くの戦乱から逃れ無傷だった。20もの塔がある。
・ゼーグリンゲン門
・ヴェルニッツ門
・ドイチェス・ハウス … ドイツ各地にある木組みの家の中で最も美しい
ネルトリンゲン
1500万年前 隕石が落下して レーター跡地にできた まんまるなかたちの町
・ネルトリンゲン塔
ハールブルク
・ハールブルク城 … 12世紀 街道を見張るため建てられた 難攻不落の城で 今も住んでいる人がいた
アウクスブルク
ロマンチック街道最大の街。人口 30万人。歴史が最も古く 古代ローマの時代 紀元前に築かれた。
・アウクスブルク市庁舎 … 広場では11月末からクリスマスまで 凡そ1ヶ月間 クリスマスマーケットが開かれる。街の子供たちが演じる天使が 庁舎に現れる
・アウクスブルク大聖堂
・アウクスブルクの聖アンナ教会
・フッゲライ … 金融で財を蓄えたフッガー家が貧民救済のため作った福祉施設
TBS 世界遺産 「アウクスブルクの水管理システム」
2023.7.2
アウクスブルクの運河はアルプス山脈を水源とするレヒ川から水を引いている。かつては交易のための船が行き交っていたが 運河の入り口付近にはミュンヘンオリンピックでも使われたカヌーコースがある。600年前 郊外にある森の奥から綺麗な飲み水として運ぶために水道が作られた。川の水と混ざらないように工夫して運ばれた水は、給水塔へ。そこから木製の水道管で水を流した。19世紀末 アウクスブルクに70もの美しい水力発電所が誕生した。運河の水でタービンを回し、電力を路面電車などにも供給。今も家族経営で運営しているところがある。
寄り道:ランデンスベルク
塩の交易で栄えた。旧市庁舎の壁画が素晴らしい
寄り道:ロッテンブーフ
・マリア・ゲプルト教会 …美しいロココ様式の教会
終点:フュッセン
・ノイシュバンシュタイン城 … 19世紀に第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって建てられた美しいお城で シンデレラ城のモデルになった

おまけ:バイエルニーダーホーフェン
アルプスのふもと 500人くらいの村、中世の街の原点です。これから大きな街に発展していきました。
30年戦争とは
中世時代 (5世紀から15世紀) ロマンチック街道の街は交易で栄え 商人や手工業者が育った。
自治権が認められた都市となる
1618〜1648年,ドイツを舞台とし,新教側 カトリック と旧教側 プロテスタント に分かれて行われた国際的な 30年戦争が起こった。スペインは神聖ローマ皇帝・旧教諸侯を,デンマーク・スウェーデン・フランスは新教諸侯を援助した。これによってドイツの国土は荒廃した。
1648年にウェストフェリア条約によって終了した。 この条約によって、神聖ローマ帝国は譲歩をせまられ、領土を減らす結果になった。フランスとスウェーデンは領土を獲得した。
TBS 世界遺産☆ヴィルヘルムスヘーエ公園 〜 バロック庭園の傑作 ドイツの大噴水
2022.05.16 OA
ドイツ中部に位置するカッセルに築かれた「ヴィルヘルムスヘーエ公園」は、庭園と宮殿が世界遺産です。
カッセルは人口20万人ほどで メルヘン街道の街としても知られている。街角にはグリム童話で有名なグリム兄弟の像があり、グリム兄弟は生涯の大半をこの街で過ごしました。世界遺産があるのは 街を見下ろす 森に覆われた なだらかな山(標高527m)にあります。
かつて この地方の君主が暮らした宮殿で、その 奥にあるのがバロック式の庭園です。
山頂の塔には高さ8.5mのヘラクレスのブロンズ像。
高さ50mの大噴水やカスケードと呼ばれる 長さ350mの階段状の滝 落差は100m。階段の下にはネプチューンの泉がある。さらに森をめぐる人工の水路。この地方の君主が300年前に建設をはじめ、100年がかりで完成させた大庭園。バロック庭園の特徴は見るものを驚かせる巧妙な演出。ローマ遺跡のような水道橋から流れ落ちる高さ30mの滝も圧巻だ。
NHK BSP『世界遺産 空中散歩 飛行船で巡るヨーロッパ5か国』
最新鋭の飛行船で巡るヨーロッパ5か国の世界遺産の旅です。
地上300メートルから撮影された貴重な映像で紹介してくれます。
世界遺産 ドイツ 中部ライン渓谷
ヴェルターベ・クルトゥルラントシャフト・オーベレス・ミッテルルハインタール
アルプスに源を発し、ドイツを縦断して北海に注ぐ全長 1320Kmの「父なるライン」。古いローマ時代の町コブレンツから伝説のローレライを通ってビンゲンやリューデスハイムまでの65km、ライン渓谷に多くの城を見ることができます。これらの古城は戦いに備えたり 川を通る人から通行税を取るために建てられた。現在はホテルやレストランなど観光施設に生まれ変わっています。
(豪華なクルーズ船の旅はこちら)
世界ふれあい街歩き 選「ハーメルン〜ドイツ〜」
NHK BSP 2015年10月 初回放送
ドイツのメルヘン街道の街、 ハーメルン。「ハーメルンの笛吹き男」で知られる。
驚いたことに 朝 生の豚ひき肉(メット)をパンの上に乗せたオープンサンドを みんなで食べている 工事関係者。賑やかな朝市。
戦火を逃れた 中世の面影を残す旧市街は、木組みの家 石畳 まさにメルヘンの世界のようです。
「ハーメルンの笛吹き男」の内容は
昔 ハーメルンの町はネズミの大群に悩んでいた。そこに男が現れネズミを退治すると報酬をもらう約束をした。男が笛を吹くと 不思議なことに 町中のネズミが男の後をゾロゾロとついてきて、男がヴェーザー川に入ると、ネズミも後を追って川に飛びみ溺れ死んだ。金を払うのが急に惜しくなり、男に報酬を渡さなかった。男は怒り 夜 130人の子供たちをどこかへ連れ去った。
「ある日、奇妙な格好をした男が現れ、彼が笛を吹くと 130人の子供がついていき 二度と帰ってこなかった」という話が伝わっているそうです
広場で笛吹き男の市民劇を熱演する魚屋さんや子供たち。
高齢者のためのラジオ番組のインタビューをしている高齢者達。
ドイツ伝統の木組みの家の裏庭が手入れが行き届いていて 250年前の家を見せてもらうと 亡き夫の思い出を胸に暮らす女性でした。
川向こうには 100年以上前にハーメルンで作られたクラシックカーに乗る 高齢の男性が奥さんを待っていた。走ることは出来るが、奥さんは エンジンの押しがけ、手旗のウインカーを出したり 大変でした。現在は ネズミ退治の毒をまく人達。観光案内の女性の笛吹き男もいた。
ちょっと寄り道、ドイツの高速鉄道で メルヘン街道で カッセルという街のヴィルヘルムスヘーエ丘陵公園。 世界遺産で ⬆ にあります。階段状の滝、大きな噴水で有名です。