GoogleマップでWeb旅行!フランス ロワール川の古城・教会・遺跡 &世界遺産etc

NHK BSP 「空からクルージング ヨーロッパの城や宮殿ロワール川を下るロワール川の古城 &「世界ふれあい街歩き」&TBS「世界遺産」を見て、Googleマップにマーキングして メモを作りました。
ロワール川沿いには美しい 城がたくさんあり、ジャンヌ・ダルクゆかりの地です。

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NHK BSP『世界遺産 空中散歩 飛行船で巡るヨーロッパ5か国』

ヴェルサイユ宮殿と庭園 ルイ14世がパリ郊外に建設した宮殿で ブルボン朝 絶対王政の政治・宮廷文化の中心となった。バロック式建築の代表する文化遺産でもある。
広大な宮殿には趣向を凝らした噴水があちこちに設けられている。広大な庭園で使われる大量の水を供給するため 宮殿の屋上にプールが作られている。地下には延長30kmに渡るパイプが引かれている。高い屋上から流れる水圧を利用して 噴水が噴き出しているのです。広大な庭園を彩る豊かな水、それを可能とした財力と技術、ヴェルサイユ宮殿は今もその華麗さと王の力を人々に伝えています。

ロワール川の古城・教会・遺跡

ロワール川 源流から

ジェルビエ・ド・ジョン山 … 標高1551m
 ふもとの泉が ロワール川の源流 「私の大洋への旅はここから始まる」

アルランド … ロワール川上流 に中世に建てられた教会と城の跡。フランスの美しい村の1つ
 ロワール川と80mの崖に囲まれた要塞

 黒い羊の群れが ロワール川を渡り 後ろには羊飼い

ブリーヴ=シャランサック … 中世に架けられた橋は一部 アーチが2つ現存(元は9個)

・グランジャン城 … 12世紀の城塞で ダムが築かれ 孤島となった。
・エサロワ城 … 近くの湖岸の城 現存は16世紀のもの

ル・ピュイ=アン=ヴレ コート・デュ・フォレ
 Statue de Notre-Dame France … 3.3mの赤い聖母マリア像 一人の神父が1875年に寄贈。眼下にぶどう畑
 Cathédrale Notre-Dame-du-Puy …ノートルダム大聖堂

・コート・ロアネーズ Côte Roannaise ワイナリー ぶどうの収穫風景

・シャンピー … シャロレー牛の放牧 

ジャンヌ・ダルク 活躍 イギリスと争った百年戦争の跡

ラ・シャリテ・シュル・ロワール … ジャンヌ・ダルクが包囲戦を行ったが壁に阻まれ失敗した

ブリアール Briare aqueduct … ブリアール運河 と交差

・シュリー=シュル=ロワール城 … ラ・シャリテ 攻略に失敗した ジャンヌ・ダルクが滞在した城

オルレアンジャンヌ・ダルクがイギリスから開放した街
 サン・クロワ大聖堂

世界遺産 シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷

シャンボール城 … ロワール渓谷に点在する城のうち、最大の広さを持つ。フランソワ1世が狩猟のために建てた。王の招きで レオナルド・ダ・ヴィンチが滞在。フランス ルネサンス様式の城で300以上の塔を持つ

シャンボール城
シャンボール城 Photo by Valentin on Unsplash


・ブロワ ブロワ城 … 1429年に ジャンヌ・ダルク イギリスへ向け軍を出発させる前に フランス大司教から祝福を受けた。宮廷をパリに移すまで約100年間、王の第1城だった。フランス ルネサンス様式の城で 正面のフランソワ1世の螺旋階段
 サンニコラ教会 Église Saint-Nicolas

ショーモン=シュル=ロワール
ショーモン城 … 10世紀に造られた要塞

・アンボワーズ城 … 中世からルネサンスにかけ 歴代の王が暮らした。かつては10倍の広さがあった。 王に呼ばれた レオナルド・ダ・ヴィンチ の像がある。 ダ・ヴィンチ は住まいを与えられ 王が催す祝祭の企画などに手を貸し生涯を終えた。

シュノンソー城 … ロワール川の支流シェール川にまたがるように佇む。
フランス王 アンリ2世が 愛人 ディアーヌにプレゼント。その後 正妻 カトリーヌが住み 庭を造った。

・ロシュ城 … ロワール川の支流アンドル川沿いの城。フランスとイギリスが争った百年戦争末期 シャルル王太子の居城でした。1429年5月オルレアンを解放したジャンヌ・ダルクは、その足でシャルル王太子のいるロッシュ城に向かい シャルル王太子に戴冠ををすすめ、フランス王シャルル7世となりました。ロッシュ城には、ジャンヌが戴冠を進言した広間が 今も残されています。

トゥール … 15世紀には 一時フランスの首都が置かれていた。ロワール古城巡りの起点である。
いくつもの支流が流れ込む。

ヴィランドリー城 … 庭園の城で 現在の城主が住んでいる。愛の庭・水の庭・迷路がある

サンク=マルス=ラ=ピル … 死者の塔 ロワール川流域が 古代ローマに支配されている時代に造られた 死者を葬るための塔

シノン城 … ロワール川の支流ピエンヌ川河畔の丘に建つ城で 古代ローマ時代からあった城塞をもとにして建てられた。 1429年に ジャンヌ・ダルク が門をくぐった。シャルル王太子と面会 イギリスとの戦いに出発

カンド=サン=マルタン … ロワール川とピエンヌ川合流点、フランスの美しい村の1つに選ばれている

モンソロー城 … 石灰岩の洞窟は はるか昔 人々の住居だった。 フランスの美しい村の1つに選ばれている

・ソミュール城 … 要塞が起源といわれ 14世紀には、シャルル5世によって改修され美しい城になったた。
サンニコラ教会 Église Saint-Nicolas

レ・ポン=ド=セ … 運河との合流点に当たる要衝で 古くから争いが絶えなかった。古代ローマ人に最後まで抵抗したガリア人の像がある。

アンジェ城 … ロワール川の支流であるメーヌ川を見下ろす大きな要塞で、全長600mの城壁に17本の縞模様の塔が連なっています。はじめは隣国の侵入を防ぐ要塞だった。敷地中には宙に浮く美しい庭園がある。世界で唯一の黙示録のタペストリーが展示されている。

ベユアール … ロワール川で唯一 中州だけで成り立っている村。12世紀に建てられた教会は船乗りたちの信仰を集めた。そのお祭りの日 人口120人の町に 5万人訪れるという。

ロワール川 大西洋に出会う

ナント … 16~18世紀フランス最大の港として栄えた。
 ブルターニュ公爵城 … 15世紀 ブルターニュ公国の大公が築いた。1598年信仰の自由を認める「ナントの勅令」ここで発布された。
 ナント島のマシン … 造船所の跡で展開している芸術的プロジェクト。ナント出身のジュール・ヴェルヌの小説にちなんだ木製の巨大な機械仕掛けの象に乗れる。

サン=ナゼール橋 … ロワール川 最後の橋。1012km流れる ロワール川が大西洋に出会う。

ジャンヌ・ダルク
フランス東北部ドンレミ村生まれ。神の啓示を受け 英仏百年戦争(1337~1453)で、祖国を救うために戦った。オルレアンを解放し、シャルル王太子を王位に就かせるなど活躍したが、イギリス軍に捕えられ、1431年5月30日19歳で火刑に。1456年復権裁判で名誉を回復する。
フランスの国民的ヒロインで カトリック教会における聖人でもある。「オルレアンの少女」とも呼ばれる。

ふれあい街歩き SP「フランス 小さくても魅力的な街」

フランスの人口:10万にも満たない小さな街を特集。
コロブリエール 1900人ほどが暮らし、栗(くり)の街として名高いプロヴァンス地方

アヌシー:アルプスが潤す水の街

バイヨンヌ:バスク文化を守る街

ゴルド:天空に浮かぶ街

サンマルタン・ド・レ:大西洋に浮かぶ レ島にある街。太陽がまぶしいリゾート地で、過去イギリス軍との激しい攻防の地で 石の門 世界遺産ヴォーバンの星型要塞が残る。

カルカソンヌ:城壁に囲まれた世界遺産の城塞都市

コルマール:ドイツ国境の街、神聖ローマ帝国の自由都市で 中世のコロンバージュとよばれる木骨組みの街並み

ふれあい街歩き フランス 憧れの街 「ナント・バイヨンヌ・アビニョン」

中世のフランスは、いくつもの諸侯国に分かれていて、国々の都だった街には独特の歴史と文化が息づいている。

ブルターニュ公国の都だった港町 ナント(⬆ にあり)

・フランスとスペインにまたがるバスクの食の都 バイヨンヌ。羊のチーズがおいしい。
中世には貿易港として栄え、川沿いには白壁に赤や緑の窓縁のカラフルな古い街並みが残る。

・14世紀 一時ローマから法王庁が移っていた ローヌ川畔アヴィニョン 城壁で囲まれている旧市街。
美しいゴシック様式の教皇宮殿サン・ピエール教会。「アビニョンの橋で」と唄われた サン・ベネゼ橋

世界遺産

パリのセーヌ河岸/ノートルダム大聖堂

NHK BSP 世界遺産 時を刻む 「塔~天空に描く伝説~」
フランスの世界遺産「パリのセーヌ河岸」に含まれているノートルダム大聖堂 (高さ91m)

パリのセーヌ河岸/エッフェル塔

NHK BSP 世界遺産 時を刻む 「塔~天空に描く伝説~」
エッフェル塔(高さ324m)は世界遺産の中で 最も高い構造物。鉄骨を組み合わせただけの塔に、年間600万人が訪れる。

ポン・デュ・ガール 三層のアーチ構造が幾何学的に美しい水道橋

TBSの世界遺産 2022.4.10 OA
南フランスガルドン渓谷にある水道橋です。ガール川にかかる全長275m高さ49mの巨大な橋ポン・デュ・ガールは、およそ2000年前、ローマ人によって作られ、6世紀頃まで実際に使用されていた水道橋です。50kmも離れた水源地のユゼスから、はるばる当時ネマウススと呼ばれたニームまで水を引いていた水路の一部でした。高低差はたった12mほどで、水路1kmにつき平均してわずか25センチという傾斜を保っているのです。
ニームは、紀元前1世紀にローマ帝国が進出した街です。ニームには現在でも神殿や円形闘技場が残っています。この街でローマ人がこだわったのが、水をたっぷり使う、快適で衛生的な生活でした。

ストラスブールのグラン・ディルとノイシュタット

ワインで知られるフランス中東部のアルザス地方。その中心都市ストラスブールはローマ人によって町の礎が築かれ、ライン川の支流イル川に臨む交通の要衝として古くから発展。領有権をめぐってドイツとたびたび争った歴史があり、建築や文化などドイツの薫りを感じさせます。
ひときわ目立つ尖塔のある ゴシック建築のノートルダム大聖堂。石のレースともいわれる繊細な彫刻で飾られている。

ローヌ川で行く!南フランスの世界遺産

2023.8.27 TBS 世界遺産
ローヌ川沿いの 南フランスの4つの世界遺産をめぐる旅!
スイス・アルプスにある標高2200mほどにある ローヌ氷河 端にある小さな湖 溶け出した水が断崖を下り、小さな流れとなって、ローヌ川になって 812キロの旅が始まり、南下して 地中海に注ぐ。

ブドウ畑が拡がり ワインの産地。ワインは川を使ってフランス各地に運ばれた。

■リヨンはフランス第二の都市。フランス東部を流れるソーヌ川が合流する水運の拠点で、リヨンは絹織物で栄えた街。この街で発明された織機で作られた ジャカード織は川を使ってフランス各地に運ばれた。クロワルースの丘は、リヨンで盛んだった絹織物産業の中心地として沢山の職人が住んでいた場所。豊かになった街には、市民の寄付によってフルヴィエールの丘にある ノートルダム大聖堂が建てられ、金色のマリア像が街を見守っている。この聖堂は世界遺産「リヨン歴史地区」に登録されている。

■オランジュの街の目抜き通りに 凱旋門がそびえ立ち。かつてローマ帝国に支配された時代の遺跡が今も残り、世界遺産「オランジュのローマ劇場とその周辺及び『凱旋門』」に登録されている。
英雄カエサルの元で戦った兵士たちが築いたとされ、古代ローマ劇場では、カエサルの後継者アウグストゥスの像も見られる。

■アヴィニョンはフランス民謡で「橋の上で踊ろよ踊ろよ」と歌われたサン・ベネゼ橋
(⬆にもあり こちらにも) 14世紀にフランス王フィリップ4世が教皇クレメンス5世を移住させた 7代69年間にわたって教皇庁が置かれ キリスト教世界の中心となった。世界遺産「アヴィニョン歴史地区」に登録されている。

■アルルは 自ら耳を切り落とした画家 ゴッホが住み いくつもの作品を残した街。ゴッホの作品のひとつ「ローヌ川の星月夜」、ゴッホが見たであろう美しい風景は、今も河岸に残っていた。
世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク様式建造物群」に登録されている。

カマルグ自然公園はローヌ川が地中海にそそぐ三角州にあり、オオフラミンゴなど野生の動植物が多く生息する。

コースとセヴェンヌの地中海性農牧地の文化的景観

NHK BSP 2016.9 初回OA
一本の道mini「羊飼いの道をゆく フランス・セヴェンヌ地方」
フランス南部のセヴェンヌ地方には、夏になると羊を移動させる「羊飼いの道」がある。
羊たちが落ちないように、道に沿ってシストと呼ばれる結晶片岩が重ねられている。段々畑を耕し農業を続ける農家民宿に宿泊し、峠を越え、ロゼール山へ。1000頭を超える羊たちの世話をしている人がいた。

コルシカ島のポルト湾周辺

TBS 2022.5.29OA 世界遺産 「コルシカ島のポルト湾周辺 〜 海底から山まで 奇岩だらけの島」
ナポレオンの生まれ故郷 コルシカ島(コルス島) は地中海に浮かぶ奇岩の島。
最高峰は標高2710mのチント山。岩だらけの山岳地が多く 人の暮らしには不向きです。
世界遺産は島の北西部 ポルト湾 周辺は奇岩の宝庫で 花崗岩の赤い断崖が続いている。岩が赤いのは含まれる鉄分が酸化したため。断崖をよく見ると大小様々な穴ボコだらけ。コルシカの言葉で「タフォニ」と呼ばれる。潮風が運んだ塩分が付着し 塩が結晶化することで岩を削った。

スカンドラ半島には“天国への階段”と呼ばれる奇岩、崖の上まで階段のように柱状の岩が積み重なっている。溶岩が地表で冷え固まるときにできる柱状節理という岩で 海底にも続いている。

ポルト湾には赤い宝石と呼ばれる地中海ベニサンゴが生息している。普通は深海にいる筈のベニサンゴが 水深30mほどの浅い海にいる。タフォニなどの穴や窪みが多い岩場のため 太陽光が差し込みにくく海が暗いため。

絶景!ヨーロッパの山小屋めぐり「ノスタルジーが愛される山小屋」

NHK BSP 2021.6.29
フランス シャモニーモンブランのおすすめを聞く。ロープウエーで登り トレッキングコースの先にある モンブランの最高峰の向かいにある ベラシャ小屋(標高2152m)へ。巨大な角を持つアイベックスや、マーモットにも出会える。
モンブランの絶景を一望できる断崖絶壁にある小さな山小屋で 昔ながらの建物と伝統的な料理を食べながら刻々と変わるモンブランを見ることができる。

世界ふれあい街歩き「伝統つなぐ木組みの街 トロワ〜フランス〜」

フランス北東部シャンパーニュ地方の街 トロワ。2000年前から街があり セーヌ川に面する。中世から地方の中心として栄え、歴史的保存地区に指定されている旧市街の中心部には、伝統的な木組みの家が数多く残る。
青空のもと教会前で開かれている市場には シイタケ、生きたニワトリ、親子でつくる 名産品のアンドゥイエットという腸詰のソーセージ。800年以上の歴史を誇るワインセラー。
木造の建築物がひしめき合うトロワの歴史保存地区には「猫の小道」と呼ばれるとなりの建物の梁で支え合う細い路地がありました。

世界ふれあい街歩き「太陽の恵みあふれる フランス マントン」

NHK BSP 初回放送 2022年7月12日
地中海に面したフランス、コートダジュールの街 マントンは地中海とアルプスに囲まれたフランスで最も温暖な街。旧市街には迷路のような中世からの街並みが残ります。亜熱帯気候を生かしたレモン栽培や南国植物も。太陽の恵みあふれる街で生きる人々に出会います。
フランスで最も温暖なマントン。街中にはオレンジやヤシの木が並び、商店街には特産品の酸っぱくない「マントンレモン」 が並び レモンジャム屋さんもあった。
15世紀から栽培が始まったレモン。18世期にはヨーロッパ1位の生産高を誇り、世界中に輸出されていました。
マントンの温暖な気候はヨーロッパの王族や貴族もひきつけ、19世期末には彼らの避寒地として発展。豪華ホテルが街に次々と建てられました。
外国人客のために始まったカーニバル、今は「レモン祭り」となり今日に続いています。800トンのレモンやオレンジで作る山車が街を練り歩きす。

13世紀から残る 迷路のような小径の旧市街は地下に降りると 下の通路だったり 、建物に細い階段で出入りする。ご近所さんの飲み会に遭遇、今も小さな村のような付き合いが続いているのだそう。旧市街は海賊の攻撃に備えて岩山に作られた要塞で、近くの高い家は番人の見張り台だった。
サン ミシェル大聖堂 Basilica of Saint Michael Archangel

◆グルメ
1位:黄色いマントンレモンのタルト
特産品マントンレモンの果汁と すり下ろした皮をふんだんに使ったレモンタルト。
2位:緑のバルバジュアン
緑の大きな野菜 ブレット、パルメジャン・チーズ、お米、たまねぎ、ニンニク、パセリ、卵を混ぜ合わせ、薄く伸ばしたパン生地に包んでリボン型にして揚げた。
3位:赤いピシャード
マントン伝統の赤い一口ピザ。じっくり炒めた大量のたまねぎに南仏のハーブを加え トマトソースで煮込んだものをパン生地に広げる。肉も魚も載っていない

今にも崩れそうな岩山がアルプスの冷気を防ぎ、海から登ってくる熱は岩山に蓄積され 夜も畑を温めてくれる。そのため1年中温暖で花が咲いている。
ヴァル・ラメ=マントン植物園 には巨大なヤシの木やサボテンなど1700種類もの南国の植物があふれています。60年前 ダチュラの木好きの 大金持ちの英国人女性が全財産を注ぎ 世界中の植物を集めた。現在は国立の植物園になっている。

グラースはマントンから直通列車で1時間半。ここで5月に咲く「5月のバラ」は最高級の香水の材料として、世界の有名ブランドが注目しています。一つの花に いくつもの香りが含まれ、その香りは人工的に作り出せません。
バラが最も香りを放つ早朝に 女性達の手で摘まれ、すぐに抽出工場へ運ばれます。100キロのバラから僅か 100mlしか採れず とても貴重なものです。

世界ふれあい街歩き「ノルマンディーの古都 ルーアン」

パリからセーヌ川の河口方面へ 100km強にある ルーアン「ジャンヌ・ダルク終焉の地」
9世紀 バイキングが フランスの北の海岸を侵略し セーヌ川を遡ってパリに近づいてきた。西フランク王国のシャルル3世はバイキングの首領ロロに この地方を所領として与えノルマンディ公に叙して、侵略を止めさせた。ルーアンは ノルマンディ公国の都となった。
街のシンボルのモネが連作を描いたノートルダム大聖堂(ルーアン大聖堂)。交易で莫大の富を得た 中世の商人たちが競って建てた木組みの建物が2000棟も連なる街並み。フランスを救ったジャンヌ・ダルクが火刑に処されたヴィユ・マルシェ広場 跡地に建てられた教会、監禁 拷問されたと言われている ジャンヌダルクの塔

一本の道 15ミニッツ “地を裂く谷”をゆく フランス・ヴェルドン渓谷

NHKの渡邊佐和子アナウンサーが現地の大学生の案内人とともにヴェルドン渓谷歩いた。
・プロヴァンス地方のルーゴンの村からサント・クロワ湖まで、約80キロの旅程。渓谷の名前は緑の贈り物という意味。
ルーゴン
真っ青なヴェルドン川にそって岩場 手すりのないがけ、急な 274段の階段を登る。氷河に削られたヴェルドン渓谷の豊かな眺め。
・ラ・パリュー・シュール・ヴェルトン という村
・泉が涸れ住人が去り廃虚になった シャトーヌフ=レ=ムスティエという村。第一次対戦に若者が招集され全員戦死したことがきっかけだった。
・脱サラして移住した農家 ヤギの乳のチーズ、ラベンダーのハチミツ食べた。
・ブラン・ヴォワール峠 標高1168mを越えた。
・星の伝説が残るムスティエ=サント=マリーの村
・ゴールのサント・クロワ湖はダムによってできた人造湖。

一本の道 “黒い聖母”の巡礼路をゆく フランス・ミディピレネー

フランス南部ミディピレネー地方ロット県は なだらかな起伏がどこまでも続く美しい丘陵地帯で キリスト教の重要な「巡礼の道」がある。
フィジャックという町を出発、小さな村の教会に立ち寄りくっついている家でサンドイッチをごちそうになる。ロバをつれた人。巡礼を続ける人に話を聞く。

断崖絶壁に造られた奇観の町 ロカマドゥール「黒い聖母」と呼ばれるマリア像がまつられている。
ロカマドゥールには 世界遺産サン・ソヴール・バジリカ聖堂とノートルダム礼拝堂、サン・ミッシェルのチャペルなど7つの聖域があります。崖の頂上の城壁からは素晴らしい眺めを一望できます。

2度目のフランス ちょっとディープな海外旅行「南仏・コートダジュール編」

NHK BSP 初回放送日: 2018年10月
旅人 モデルの呂敏(ロビン)
フランスのコートダジュールは 世界が憧れるバカンスの地で、極上の1日を過ごす。絶品濃厚ブイヤベースを堪能し、穴場ビーチで地中海を独り占め気分! 2度目のフランスなら、南仏・コートダジュールへ!地中海に面した風光明美なエリアで、ニースやカンヌなど華やかな都市が並ぶ。世界が憧れるバカンスの地で極上の一日を!朝食は市場で行列のできるローカルグルメ。スタンドアップパドルでシークレットビーチへ向かい、地中海をひとり占め気分!一流シェフおススメの絶品濃厚ブイヤベースを堪能し、船の上でのんびりお昼寝。オシャレな街で大女優が愛したフワフワスイーツも発見!

2度目のフランス ちょっとディープな海外旅行「南仏プロヴァンス編」

NHK BSP 初回放送日: 2018年10月
旅人 モデルの呂敏(ロビン)
フランスの南東部 プロヴァンスへは パリからアヴィニョンまで高速鉄道で行き そこで乗り換えて 30分
リル=シュル=ラ=ソルギュという村 「ソルグ川に浮かぶ島」という意で 街中に年期の入った水車が多く廻っている。かつて羊毛を紡ぐ動力として使われていた。上流に世界有数の湧き水があって絶えずきれいな水が流れてくる。おすすめは 薪で焼いたパンに自家製ハムで作ったサンドイッチ。
人気の ピクニックポイント ル・パルタージュ・デ・ゾー まで 観光用トラムに乗って来て 川辺でサンドイッチ食べた。
ゴルド村 は「天空の村」 プロヴァンスには鷲の巣村と呼ばれる 岩山に村がある。中世の頃 異民族から身を守るために出来た。ロバで荷物を運ぶ階段があり 中世のままの集落に。眺めのいいカフェに。
ラベンダー畑に囲まれて メネルブで薄くスライスした生トリュフを カリカリに焼いたパンに乗せ オリーブ油をかけて食べる。
タクシーでルールマランフランスの最も美しい村の1つで 15世紀に建てられた ルールマラン城がシンボル。ピカソも暮らした。
車の入れない所まで行けるように 電動の自転車を借り 手作りアイスの店で 4種盛りで ラベンダー・山椒のアイスを食べた。
昔のプロヴァンスの風景が残る キュキュロン村。広場の中央に池があり プラタナスの木陰で皆で憩う昔からの景色。高台に上がり眺めるプロヴァンスならではの風景。

世界遺産 時を刻む 選「フランス 羊と育む緑の大地 牧畜」

NHK BSP 初回放送: 2012年11月
フランスの世界遺産コースとセヴェンヌ地方の文化的景観
南フランス セヴェンヌ地方。ながらかな山裾に村が点在する。
毎年 6月半ば お祭りがあり多くの人が集まる。羊の毛を刈り、羊毛を紡ぐ人、羊肉のバーベキュウー。
そこを2万頭もの羊が行進 山へ向かい 移牧が始まる。4000年以上の歴史がある。

羊飼いの1人ガエルさんは 羊に大きいベルをつけ 羊を飾り付け 移牧の準備をする。
赤い土を水で溶いて 背中の真ん中に赤いラインを1本引き、目印に赤い自分のイニシャル 緑のクローバーのマークをつける。涼しくて 草の多い所に連れて行き 夏を過ごさせるのは 交配して 出産予定のある メスだけ。良い子羊が生まれるのを期待している。
村の北にある 80キロ先の ロゼール山、標高差 600mを1週間かけ 300頭の羊を 手伝いの2人と牧羊犬だけで 連れて行く。音をたて羊の注意を引いて 先頭の1頭にトウモロコシを与え 誘導する。羊は臆病なので 他の羊はついてくる。
何千年も受け継がれてきた移牧は大量の羊が草や木の新芽をむしゃむしゃするので 森林を広々とした草地に変えた。その独自の風景が世界遺産に選ばれた理由である。移牧は野生の羊の習性を 家畜にして人間が行った。

石垣で囲まれた段々畑では タマネギ オニオン・ドウ が栽培され、非常に甘いので 5倍の価格で取引される。タマネギ農家では民宿も営み タマネギのタルトに アンチョビ オリーブをのせたもの、羊の蒸し焼きが評判だ。

夜は 羊飼い仲間の世話になる。夜は2°くらいに冷える。翌日は険しい山道、急な坂でも物ともしない羊は 体が大きくがっちりして 多くの肉が獲れる品種。車道に出る。実はアスファルトの上を歩くと羊が蹄を痛めることがあり 注意を払って見守る。ゆっくりゆっくり進む。
5日目 別の羊飼いと合流、共同生活でベテランに教わりながら 1300頭の世話をする。食事は家族が作って車で運んでくる。
ようやく到着、首のリングをはずす。こうして牧歌的光景は守られます。一部はハイキングコースになっていて 農家でロバの貸し出しを行っている。

セヴェンヌ地方と一緒に世界遺産に登録されたコース地方は、ヒツジのミルクで作った極上ブルーチーズの名産地。山の断崖に下にある小さな村 ロックフォール・シュル・スールゾン 古くから 断崖の洞窟でチーズを熟成させて 青カビのチーズを作ってきた。その青カビはこの洞窟にしかない固有のもの。世界でここだけの逸品だ。

■イタリアとオーストリアの国境近くで 5000年前の羊飼いのミイラが見つかっている。

プロヴァン 世界遺産「中世市場都市プロヴァン」に指定されている。中世にパリ以上の賑わいがあった。繁栄をもたらしたのは 豊富な羊毛、毛織物で巨万の富を得ていた。城壁にその名残が残っている。

■モンゴル 世界遺産「オルホン渓谷文化的景観」 首都ウランバートルの南西360㎞に位置する。遊牧民の伝統を今に伝えている。ゲルという移動できる住まい。羊毛で出来たフェルトは使い込むことに生地が閉まり 雨・風・寒さをしのいだ。

■イタリア 無形文化遺産「サルデーニャの牧歌 カント・ア・テノーレ」は 男性4人組の歌で 古くから羊飼いの 厳しい労働の合間に歌い継がれてきた「カント・ア・テノーレ

世界遺産 時を刻む 選「トルコ 天才が創り出した神秘 匠」

■ 世界遺産「シャルトル大聖堂」
13 世紀に建造された高くそびえるゴシック様式の大聖堂。シャルトル大聖堂の内部は、173のステンドグラスで飾られています。旧約聖書や新約聖書をモチーフにしたものなどがあり 文字を読むことができない人たちに聖書の世界観を伝えました。

■ 世界遺産「モン・サン・ミッシェルとその湾」
フランス西海岸のサン・マロ湾に位置し、小さな島全体が修道院として利用されてきた。