世界遺産 世界の鉄道スペシャル 絶景の旅・世界の貨物列車 ヨーロッパ編・アルプス SL鉄道の備忘録。かわいい自然に溶け込んだ電車満載です。
イギリス フォース鉄道橋 、ハンガリー ブダペストの地下鉄、イギリス ジャイアンツ・コーズウェイ アメリカ デュランゴ&シルバートン鉄道、メキシコ テキーラの列車、スイス レーティッシュ鉄道
インドの山岳鉄道 、オーストリア ゼメリング鉄道
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世界遺産☆世界の鉄道スペシャル 絶景の旅
TBS 2022.3.27 世界遺産を視聴
イギリス 「フォース鉄道橋」
イギリスの世界遺産「フォース鉄道橋」全長2.5kmで130年前に完成した フォース湾を渡る赤い橋で、「鋼の恐竜」と呼ばれ、5万8千トンの鋼と鉄が使用された。かつて 海を渡るかフォース湾を大きく迂回しなければならなかった。鉄道橋の最も高い所で110mあり、時に風速30mの強風が吹き付ける。そのため 橋を支える土台の礎石は直径21mある。鉄骨が菱形に連なる独特の構造は 強風に耐えるためでした。懐かしいSLが時折走ります。

ハンガリー 「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」
ハンガリー ブタペストのドナウ河岸。ハプスブルク帝国の支配下にあった19世紀末、パリにもウィーンにもない世界初の電気式の地下鉄があった。今もオリジナル車両の姿が見られる。19世紀末建てられた ガラスと鉄のモダンな ブタペスト西駅はエッフェル塔を建てたチームの設計で、駅ホームにはカギがかけられている部屋があり 皇族専用の待合室でした。深さ3mの地下鉄駅もある。1896年に開通した地下鉄はおよそ4キロ 列車が走っているのは 世界遺産 アンドラーシ通りの地下です。パリのシャンゼリゼ通りをモデルにし 町並みをきれいに見せるために 地下鉄にしました。
「ドナウ河の真珠」と呼ばれる、ハンガリーの首都ブダペスト。写真の西駅は、パリのエッフェル塔で有名なエッフェルの設計。鉄とガラスの使い方が、エッフェルっぽいです。明日午後6時放送、「世界の鉄道スペシャル!絶景の旅」で紹介します。#世界遺産 #ブダペスト #ハンガリー #エッフェル #鉄道 pic.twitter.com/vB3WLizbJU
— 世界遺産 (@heritage_TBS) March 25, 2022
イギリス 「ジャイアンツ・コーズウェイとその海岸」
北アイルランドの英国領にある ジャイアンツ・コーズウェイ&ブッシュミルズ鉄道は ジャイアンツコーズウェイ駅からブッシュミルズ駅まで 3kmでのんびり海岸を走る保存鉄道。 噴火が生んだ奇岩の海岸で六角形の岩は全て溶岩が固まったもの。140年前に開通した電車が走っている。
イギリスの絶景海岸、コーズウェイ。その海岸を走るのが、140年前に作られたミニ電車です。終点に待っているのは、無数の六角形の石柱。もちろん天然です。「世界の鉄道スペシャル!絶景の旅」、今日午後6時から放送します。お楽しみに!#世界遺産 #鉄道 #イギリス #コーズウェイ #絶景 #海岸 pic.twitter.com/emqqDNKd2V
— 世界遺産 (@heritage_TBS) March 27, 2022
アメリカ 「プエブロ・デ・タオス」
アメリカ西部 コロラド高原 にあるデュランゴ&シルバートン鉄道は ゴールドラッシュに湧く鉱山に人や物資、金を運んだ。鉱山労働者の多くはヨーロッパからの移民だった。デュランゴからシルバートンまで蒸気機関車が走っている。コロラド高原には先住民の集落があり 世界遺産「プエブロ・デ・タオス」日干しレンガと泥で作った不思議な集合住宅。プエブロの人が 1000年前に住み着き 今も伝統を受け継いでいる。
メキシコ 「アガベ畑の景観とテキーラの古い産業施設」
メキシコ・テキーラ村は「テキーラ」の発祥地で人気の観光列車「テキーラ・エラドゥーラ・エクスプレス」が存在する。列車は車窓から「リュウゼツラン景観とテキーラの古い産業施設群」の景観が楽しめる。乾燥に強いリュウゼツランはテキーラの材料になる植物で列車の中ではテキーラが飲み放題となっている。
スイス・イタリア 「レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線と周辺の景観」
スイスとイタリアを走るレーティシュ鉄道 アルブラ線は100年前に開通し標高400mから2200mまで登る。トゥージスから高さ約65mのランドヴァッサー橋など196の橋と55のトンネルで、急勾配を克服した。アルブラ峠をはじめ数々の難所を越えてサンモリッツへとひた走ります。
石造りに見える橋「ランドヴァッサー橋」は実は鉄橋。鉄骨でつなぎその上から石で覆って景観に溶け込ませている。ブルージオのループ橋 一周りすることで10m上がります。レーティシュ鉄道には90年前以上から走っている電気機関車「クロコダイル415号」が夏のシーズンだけ運行している。100年前の除雪車も残されおり巨大な羽根を持ち「モンスター」と呼ばれている。
スイスアルプスの山岳鉄道、レーティッシュ鉄道は標高2200メートルまで上ります。登坂の勾配がなだらかになるように、レールはカーブが多く、写真のように360度回るループ橋もあります。3月27日(日)午後6時からの放送で紹介します。#世界遺産 #スイス #アルプス #レーティッシュ鉄道 #ループ橋 pic.twitter.com/lUoFAkbkml
— 世界遺産 (@heritage_TBS) March 25, 2022
インド 「インドの山岳鉄道群(ダージリン・ヒマラヤ鉄道etc)」
1881年に開通した「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」。軒先を走る小さな列車は「Toy Train(おもちゃの汽車)」と呼ばれ愛されてきた。向かうは標高2100mのダージリン駅。鉄道が敷かれたのは山の上ある茶畑から茶葉を運ぶため。急勾配を登るためSLの先頭にいる人が砂をまくことでレールと車輪が滑りにくくしている。ダージリンの街から望む8586mのカンチェンジェンガ。
オーストリア 「ゼメリング鉄道」
1854年開通の オーストリアのゼメリング鉄道は始めてアルプスを超えた鉄道。
ウイーンと地中海を結ぶ鉄道。中世のお城を眺め守男抜け石造りの橋を渡る。トンネルと橋で急勾配を克服することでアルプスの絶景を楽しむこともできるようになった。高さ46mのカルテ・リンネ橋 とても美しい橋です。
世界の貨物列車 ヨーロッパ縦断編
NHK BSP 初回放送日: 2023年7月1日を視聴
欧州最大の貿易港ロッテルダム▶南のシチリア
●オランダ ロッテルダム港(ヨーロッポールト・ロッテルダム)はヨーロッパ最大の貿易港で各国から荷が届く。その荷を乗せ欧州縦断貨物列車が ロッテルダムのレールサービスセンターから出発する。列車は40~50個のコンテナを積み 長いもので750mにも、24時間体制で1日25~30本 南のイタリアを目指す。
積み荷は中国製のソーラーパネルや、日本の島根から60日かけて運ばれたものもある。
貨物輸送はトラックから貨物列車へと様変わりしつつある。1トンの貨物を1キロ運ぶのにかかるCO2は10分の1で済む。
●ドイツ エメリッヒ 国境の駅で ドイツの運転手に交代。ドイツは細かい規則があり、30秒に1回 ペダルを踏まないと自動停止してしまう。
●ケルン から 中世の古城がつづく世界遺産「ライン渓谷中流上部」ライン川沿いに100キロ 南へ。
●コブレンツ:ドイツで最も歴史ある都市のひとつでライン川とモーゼル川の合流地点として有名。
・ローレライという高さ130mの切り立った崖の岩から望むライン川の美しい景色、多くの岩礁が潜み、船が事故を起こしたという航行の難所、トンネルが出来 くぐり抜ける。
●スイス バーゼル:ドイツ・フランス国境にあり ヨーロッパ中の貨物の中継地になっていて 数多くの線路がある。翌朝 点検後出発 アルプスの絶景を駆け抜ける。
世界一長い鉄道トンネル ゴッタルドベーストンネル Gotthard Railway-Tunnel Entrance Göschenen は 57キロもあり 困難だったアルプス山脈の下を 一気に走り抜ける。20年の歳月をかけ 2016年完成。管理センターで安全を見守る。
●イタリア ブストアルシチョ:南に向かった 貨物列車の終着点、積み荷は積み替えられ 国内輸送の列車や 貨物トラックで輸送される。
島根県雲南市からの荷物は 寿司の高級ケースで、トラックでミラノ郊外の物流センターに運ばれ 日本で修行した店主の寿司店に。
太陽光パネルは南に向かい、フェリーでシチリア島の南へ。菊のハウス栽培が盛んで 出荷時期を日照時間で調節するため灯りが必要だが、ウクライナの戦争の影響で 電気代が5~7倍になって その対策として 太陽光パネルが必要になった。まだまだ多く必要だそうだ。輸出先だったロシアも困難になったが いろいろと対策を行っている。
ローマから北へ▶オランダのアルクマール
●イタリアのローマ近郊 ポメーツィアターミナル にはイタリア国内の産物、企業の製品が集まる。トマト製品が多い。
●北の ブストアルシチョに運ばれる。積み替えられ さらに北に向かう。
●ルッカにある製紙工場、紙の材料セルロースが 北米・南米 ブラジルから貨車で届く。ウクライナの紛争で原材料入りにくくなったが 故紙を使い しのいでいる。ティッシュや 紙ナプキンなどの製品は貨車で世界中70カ国に送られる。
●オランダ アルクマールでは チーズ市が 毎週開かれ ピンクのワインが食前酒として 多く飲まれる。生産地は イタリア ヴェネツィア サン・ドナ・ディ・ピアベ カネッラ社製スパークリングに白桃とラズベリー果実をミックスした程よい甘さが特徴的のベリーニ。桃農園のある家族企業でした。
絶景!アルプス SL鉄道の旅
NHK BSP 初回放送日: 2023年4月を視聴。アルプス山脈を走る6本の蒸気機関車。ほとんどが100年ほど前に作られたもの。
スイス ▶ブリエンツ・ロートホルン鉄道
インターラーケン東駅からブリエンツ湖を望みながら、20分ほどでブリエンツに。乗り換え 登山鉄道へ。湖畔から標高差およそ1700mのブリエンツ・ロートホルン山頂(2244m)までを1時間かけて登る。
250‰(4mで1m昇る)ため ラック式(アプト式、レールの中央に歯型のレールを敷設し、車両の床下に設置された歯車とかみ合わせることで、急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする)
中間駅で 水の補充。団体客は蒸気でゆでたソーセージがもらえる。掘っただけのトンネルを6カ所くぐる。山頂から アルプスの名峰 ヴェターホルン、アイガー、ユングフラウが展望できる。
スイス ▶ブロネイ・シャンビー博物館鉄道
レマン湖のほとり ブロネイ 鉄道ファンが「聖地」と呼ぶ ブロネイ・シャンビー博物館鉄道は世界中から集めたSLを動く状態で展示している。現在は、愛好家のボランティアが運行している。
スイス ▶フルカ山岳蒸気鉄道
フルカ峠を越えてローヌ氷河前を走り抜ける蒸気機関車。フルカトンネル開通後、廃線となった氷河特急路線を復旧し、現在ではレアルプ=オーバーヴァルト間を結んでいます。
オーストリア ▶ツィラータール鉄道
ハプスブルク家ゆかりの古都 インスブルック 中央駅から 20分ほどで イェンバッハに。
始発駅イエンバッハには、アッヘンゼー鉄道駅と国鉄駅とツィンタール鉄道駅の3つの駅があります。
イェンバッハから 終点のマイヤーホーフェンまではおよそ1時間20分、チロルを走り抜け、天空の氷河を目指す。終点からバスと ロープウエーに乗って オルペラー山頂に(3250m) 美しいパノラマが拡がる。
オーストリア ▶アッヘンゼー鉄道
イェンバッハの国鉄駅を挟んで反対側から アッヘンゼー鉄道が出ている。889年に開通したオーストリアで最も古いアプト式の登山鉄道で130年前の蒸気機関車を走らせる。標高530メートルのイェンバッハ駅から最高地点970メートルの途中駅まで、蒸気機関車が後ろから押して登ります。ラック式で揺れが大きい。平坦になり 機関車は先頭に アッヘン湖畔のMaurach Achensee Seespitzに。湖を周遊するクルーズが楽しめます。湖は別荘が建ち並び 「チロルの海」と呼ばれています。
オーストリア ▶シャーフベルク鉄道
オーストリア の中央部にあるシャーフベルク鉄道は映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台になったことでも知られる。ヴォルフガング湖岸のサンクト・ヴォルフガングからシャーフベルク山の頂上めざし 1732mまで40分で登ります。岩肌を切り開いたこの路線 255‰(4mで1.05m昇る)SLでは世界一勾配です。この路線は環境に配慮した新型のSLを導入している。重油を燃料にし 蒸気を再び加熱することでパワーを高めて燃費を抑えています。山頂は 1783mの崖の上、やってくるのは観光客やトレッキングを楽しむ人々。
関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅 オーストリア編(こちら)