南アメリカ大陸の世界遺産を集めました。マチュ・ピチュや TBS 世界遺産「七つの不思議」で見た チリビケテ、イスキグアラスト、リオ・ピントゥラス、チリビケテなど本当に不思議な光景ばかりです。
他に ガラパゴス、サルバドール、ブラジルのなど
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世界遺産 「マチュ・ピチュの歴史保護区」
NHK BSP 2016年12月 初回放送
天空の世界遺産マチュピチュの21の謎を徹底究明。(詳しくはこちら)
マチュピチュは15世紀から16世紀にかけて 栄えた インカ帝国の遺跡で、標高2400メートルの断崖絶壁にある。 マチュピチュ山とワイナピチュ山の尾根に作られ 「天空都市」と呼ばれる。
段々畑や太陽の神殿、インカ独特の石組みなど、当時の人々が築き上げた文明は不思議の世界へ誘います。
世界遺産 七つの不思議
TBS 2022年9月11日放送 世界遺産 七つの不思議
コロンビア「チリビケテ国立公園」
ジャングルにそびえ立つ砂岩の台地 テーブルマウンテン。頂上がテーブルのように広く、山の周囲は高さ300メートルから500メートルの断崖となっている。あまりにも急峻で登山ルートもないため 空からヘリコプターで撮影した。先住民が暮らすので 原則立ち入り禁止の土地です。
断崖の中腹に描かれた壁画は 研究者によると 1万年前から 現代まで 書き加えたり、上書きされて 文字を持たない先住民が 大事なことを伝えているとのこと。
アルゼンチン 「イスキグアラスト/タランパヤ自然公園群」
アルゼンチン北西部にある、イスチグアラスト州立公園とタランパジャ国立公園という隣り合う2つの自然公園を合わせた自然遺産です。
「月の谷」とも呼ばれ、地球とは思えないような景色。世界的にも珍しい三畳紀後期の地層で 恐竜の化石が発見された。直径30センチほどの球体の岩が多数 地面に転がっています。丸い岩は、生物の死骸などを核としてカルシウムなどの成分が固まったものと言われている。
砂岩で、砂に含まれる鉄分が酸化して赤くなっています。ここでは赤い断崖 縦筋があり 延々と続いています。100メートルもある崖の表面が、風で巻き上げられた熱い砂によって 長年削られた結果、まるでカーテンのように滑らかに波打つ壁になっているのです。
アルゼンチン 「リオ・ピントゥラスの手の洞窟」
1999年に世界遺産として登録されたパタゴニア地方サンタ・クルス州 リオ・ピントゥラス渓谷に位置するクエバ・デ・ラス・マノス。直訳すると「手の洞窟」という意味になります。その名の通り、ここでは狩猟民族であるテウエルチェ族によって9000年も前に描かれた858個手形の洞窟壁画が見られます。その数 858個の手形、 6本指もある。
コスタリカ 「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」
エル・シレンシオ遺跡 にある 巨大石球の森 最大の石球は、直径は何と2メートル66センチで、重さは24トンもあるんです。
石球はコスタリカのシンボルになっており 街中でも見られる。
チリ イースター島
チリ本土から 西へ約3,800km沖合の太平洋上に浮かぶ孤島 イースター島(パスクア島)。
全体が「ラパ・ヌイ国立公園」に指定されています。
13 世紀から 16 世紀にかけて島の住民が造ったモアイ像の遺跡で知られています。
ガラパゴス諸島 南米 エクアドル
TBS 2022.5.7 OA 世界不思議発見 超個性派!世界遺産ミステリー オンリーワン♡ガラパゴス
ガラパゴスからは、現地で旅行会社を営む市川さんが生き物や大自然の様子を紹介。
ガラパゴス諸島は19の主な島と小さな島や岩礁から構成されています。エクアドル本土から1000キロメートル 太平洋上にあります。世界遺産第一号の1つとしても有名です。
宿泊施設がないので 観光客は船に寝泊まりする。今回は定員36名の中型クルーズ船で11泊12日 9つの島に上陸。料金およそ66万程。植物や砂など持ち込まないよう細心の注意が払われる。
サン・クリストバル島 北部には アオアシカツオドリ 足が真っ青、他に 赤・緑がいる。
サン・サルバドル島 溶岩の波打つ模様が残る岩。島々は海底火山で誕生。現在も屈指のホットスポト。
すぐそばのバルトロメ島 小さな島で 溶岩台地で初めての植物 溶岩サボテンが見られる。
「ガラパゴス」とは「ゾウガメ」を意味します。島にはグンカンドリ、ガラパゴスペンギン、ガラパゴスゾウガメがなど数多く棲息しています。
フェルナンディナ島 ガラパゴスウシイグアナがずっと重なり合っています。ガラパゴスベニイワガニはジャンプして岩から岩に飛び移る。
サンタ・クルス島 ガラパゴス ロブスターが食べられる。
イサベラ島 90年前日本人の朝枝敏夫さんが記録係として上陸していた。
日本でガラパゴスを感じられる 静岡県の体感型動物園 iZoo 、伊豆シャボテン動物公園
世界ふれあい街歩き 選 サルバドール(ブラジル)
NHK BSP 2022.2.15放送 (2013年撮影)
ブラジル北東部のサルバドールは、16世紀から約200年、ブラジルの首都だった街。世界遺産の旧市街「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」には、パステルカラーの家々軒を連ねる。
アフリカからの移民が奴隷として連れてこられた。砂糖や金の交易で栄えた植民地時代の名残として壮麗な教会が数多く残っている ジェズス広場。当時のの繁栄を思わせる商人の邸宅が残るペロウリーニョ広場がいまも残されています。バロック様式で建設されたサンフランシスコ教会は「黄金の教会」の名で知られ、人骨堂がある。奴隷達は隠れて アフリカの神々に 森の中で踊ったのが今も続いている。
歩いているとどこからともなくドラムのリズムが聞こえてきます。現在はサンバや 格闘技を隠して踊るカポエイラといったダンスなど 文化の中心地ともなっていて スペインから学びに来ている人がいた。
新市街 下町の人が多い。バスターミナルがビアホールになっている。イグアナも公園に住んでいた。
郊外のイタパジペ半島の高台を目指しトドス・オス・サントス湾の絶景を望む。18世紀に建てられた ボンフィン教会。神に願い事をした人たちは願いがかなうと感謝のしるしを「奇跡の間」に飾りに来ます。壁は写真だらけ、天井にはロウで作った手や足がいっぱいぶら下がっていた。
世界ふれあい街歩き リオデジャネイロ(ブラジル)
NHK BSP 2013年11月 初回放送、
※2024.6.30 TBS 世界遺産 「リオデジャネイロ:山と海の間のカリオカの景観 」追記
「カリオカ」とは、リオデジャネイロの市民や出身者を指す言葉。丘や海岸など、都市周辺の文化的景観が、2012年にまとめて世界文化遺産に登録されている。文化的景観を対象とする世界遺産の登録は初めて。
ブラジル第2の都市、リオデジャネイロ。カーニバルで有名なこの街は、美しい海と小高い丘に囲まれています。20世紀後半まで200年近くブラジルの首都だったリオデジャネイロは、人口600万を超える大都会。街から臨むグアナバラ湾は世界有数の美港とたたえられ、ダイナミックに入り組んだ海岸線と海に迫る小山が独特の景観を成しています。湾に突き出た奇岩 ポン・デ・アスーカル(世界遺産)は 標高396mで 頂上までロープウエーが通り 眺望は抜群。ポルトガル人がこの場所を発見したときに湾口を川と間違えたことから、リオデジャネイロ(ポルトガル語で「1月の川」)の地名ができたといわれています。
通勤客を乗せたフェリーで港に到着したら、高層ビルが立ち並ぶ通りから街歩き開始です。
ポルトガル領だった頃を彷彿(ほうふつ)とさせるコロニアル風の街並み、街の発祥の頃からにぎわってきたカリオカ広場。
リフティングのスゴ技を披露するサッカーおじさんや、米粒に名前を書く日系3世の女性 母はスペイン系 おばちゃんはアフリカ系 いろいろ混じっているのが当たり前。
オシャレな雰囲気のお店を発見し 豪華な店内に入ると まるで中世にタイムスリップしたかのような 老舗カフェでした。61年もここで働いているという店員さんは、結婚相手と出会ったのもこのお店だったのだとか。
登山列車に乗り 山頂にあるのが リオのシンボル コルコバードのキリスト像(世界遺産)。遠くから見ると巨大な十字架に見える。ブラジル独立100年を記念して1931年に立てられた。周囲には 復活させた チジェカ国立公園(世界遺産)の森が広がる。
マングローブの森だったこの場所に、ポルトガル人が最初に教会を建てたのは16世紀のこと。その後、ポルトガルの移民が湿地を埋め立て 地域開発を始め 全長270mの美しい カリオカ水道橋(Arcos da Lapa | Aqueduto da Carioca)が造られた。内部でとれた金などの積み出し港として大発展したリオ 旧市街。19世紀には フランスのナポレオンにより本国を追われた ポルトガル王が 首都を リオデジャネイロに移転したこともあった。35万冊が所蔵されている 王立ポルトガル図書館 Royal Portuguese Reading Room は豪華な内装がかつてポルトガルにとって重要な街だったと判る。 その後ブラジルが独立し 立派な街が誕生しました。当時の街づくりを支えていたのは、アフリカから連れて来られた奴隷の人々でした。別の世界遺産 ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡が残る。
20世紀初頭 今も残る建物が次々に建てられた。日本からの移民が渡ってきたのもこの頃。今のリオには、彼らの子孫や先住民、ヨーロッパやアジアからの移民などさまざまな人種が仲良く共存し、街の魅力を生み出しています。その魅力を象徴するのがリオのカーニバル。謝肉祭にアフリカから来た人たちが持ち込んだダンスやリズムがキリスト教の祝祭と混じり合い、ブラジル独特のカーニバルに発展。
かつて街の暮らしを支えていた カリオカ水道橋(Arcos da Lapa | Aqueduto da Carioca)は広場まで続く。カーニバル用の衣装などを売る大きな専門店。リオの中心部の市場を巡ります。日本人が持ち込まれたシイタケ・シメジ ネギと焼いてしょうゆをかけて食べるそうだ。いろんな種類の唐辛子 酢とオリーブ。
黄色の階段 両側の真っ赤な壁は世界中から贈られてきたタイルが張られ セラロンの階段と呼ばれる。
カフェでコーヒーを楽しむ人達。丘の上の鉄くずアーティストたちと出会う。
夜になってのぞいたサンバの練習会場では、年齢も人種も職業もさまざまな人たちが集まって無心にドラムをたたいていました。みんな、「短い人生、存分に楽しまなきゃ!」と愉快でたまらない様子。
グルメ
1位 シュラスコ:岩塩をまぶした肉の塊を炭火でじっくり焼きあげた串焼き肉。牧畜のさかんなブラジルならではの料理です。肉の種類は牛肉や子羊、豚、鶏肉など20種類以上もあるそう。
2位 フェイジョアーダ:ブラジルの国民食ともいわれている人気料理。中には豚の耳や足、尻尾などが入っています。かつてアフリカから連れてこられた奴隷が、主人の残り物を使って料理をしたのがそもそもの始まりだとか。材料を豆と一緒に長時間じっくりと煮込んだもの。
3位 ポン・デ・ケージョ:チーズパンのこと。パンといっても小麦粉ではなく、もともと先住民たちが主食にしていたキャッサバという芋の粉を使います。
ちょっと寄り道:コパカバーナ海岸(世界遺産)はリオデジャネイロの中心部から車で約20分、見えてきたのは4kmにも及ぶ白砂の輝くビーチ。リオっ子が愛してやまない楽園リゾート。波打ち際の近くにはパラソルが立ち並び、大胆な水着で思い思いに日差しを浴びる人、人、人。
400m近く埋め立てられ フラメンゴ公園(世界遺産)になっている。1万本以上植林された。
地元の女性に聞いてみると「コパカバーナは海が最高!」なのだそう。みんな、きれいな日焼けの跡をつけるのに余念がありません。目を転じれば、ビーチに張ったネットを挟んで、手を使わない「フットバレー」で遊ぶ男性たちもいます。そのうちの一人は、子どもの頃からこのビーチでいろいろなスポーツを楽しんできたそうで、フットバレーはおじいさんになるまで続けるとのこと。「空も海もきれいで、波が穏やかなこの海岸の街に生まれたことを神様に感謝している」と、ステキな笑顔で話してくれました。
※カリオカ達が泥臭い大衆的なサンバをベースに 洗練されたボサノバを生んだ。その中心地となったのが コパカバーナに続くイパネマ海岸。富裕層が多く住み アントニオ・カルロス・ジョビン作曲、ボサノバの名曲”イパネマの娘”の舞台である。
世界ふしぎ発見!赤道直下!ブラジル 地球の奇跡SP
TBS 2023.8.5
ブラジルの北東部 大西洋岸にある レンソイス・マラニャンセス国立公園には、美しい純白の大砂丘が広がっています。レンソイスの砂丘が白いのは、砂の成分が石英でできているから。この石英は、内陸にあって パラナイーバ川から海へ流され さらに沿岸流で100キロ先のレンソイスに 流れついたもので、数万年という長い年月をかけてだんだんと研磨されていきした。
6月から9月の雨季になると砂丘の下の地下水が水位を増し、真っ白い砂丘に無数のエメラルドグリーンの湖が現れます。湖の出現と同時に魚も泳ぐようになりますが、この魚たちがどのように現れ、どのように姿を消しているのかは不明です。
レンソイスの玄関口 サン・ルイス はタイルの街として世界遺産に指定されている。17世紀初頭 フランスの植民地でした。ブラジルにいながら、古き良き時代のヨーロッパの歴史を感じられます。
南米6カ国を流れ 全長約6500キロの アマゾン川世界最大の流域を誇る。河口の幅 約300キロもある。沿岸にある 人口51万人の マカパに。世道直下の街です。 アマゾン川を逆流する潮流 ポロロッカ。ラッパ型で起伏の少ないアマゾン川河口は大潮の日 満潮を迎えると 海水が河口に押し寄せ 川の流れが逆転 河幅が狭まれば高さを増して 上流へと駆け上がる。
アフアーの街は潮が満ちてくると街は水浸しでアマゾンのヴェネチア と呼ばれる。街は重さに耐えきれず 自転車で移動するため救急用にまで 自転車が数多くあふれかえっていた。
ポロロッカは先住民の言葉で 大騒音の意味がある。大潮の日 川幅 3kmいっぱいに拡がり、時速65kmの早さで800km内部まで達することも。ポロロッカの黒い波を サーフィンした。
世界ふれあい街歩き インカの誇り ペルー クスコ
NHK BSP 2020年2月初回放送
インカ帝国時代に首都として栄えた 標高3400メートルの高地 クスコは インカ時代の遺跡が数多く残る世界遺産の街です。太陽のマークのあるところで 女子中学生が卒業記念の写真を撮っていた。
市場の豊富な果物売り場には ジャングルで獲れた珍しい果物があった。ゆで卵の殻のようなパリパリとした皮をむくグラナディラ。種の周りの綿あめみたいな部分を食べるパカイ。ジャガイモは300種類以上あり 飢饉に備え多くの種類を植えていた。乾燥したジャガイモ モラヤ もあった。
現在、サント・ドミンゴ教会のある所はインカ時代 コリカンチャと呼ばれる 太陽をまつる神殿でした。
街の中に遺跡があり「がい骨」を見つけ 驚いていると、遺跡の図書館で働く男性が ここはインカ皇帝パチャクティの生家で がい骨は宮殿に仕えていた人と教えてくれた。
インカ時代の道路が残っており 中央に水路があり 各家から排水されていた。
石組みの壁は カミソリの刃1枚も通さないほど 隙間なく完璧。16世紀にスペイン人によって街が壊された時 土台として残され その上に建物がが建てられたが 巨大地震で壊され、インカの石組みは残り 街の人の誇りとなっています。
アルマス広場は街の中心で マリアの像を大勢で担いで 大聖堂に運んでいた。
スペイン貴族の邸宅が 国立の美術大学になっていて 多くの学生が インカ時代の遺跡の保存と修復を行っていた。
クスコのおすすめ料理
1.モラヤ(乾燥ジャガイモ)の肉包み焼き 2.アンデス風チーズ入りサラダ 3.キツネのチョコレート
街の雑貨屋さん 太地の神様(パチャママ)へのささげ物 リャマの胎児のミイラを売っていた。民間医療の薬草もあり 呪術師がこれを用いて 邪気を払い、恋愛の儀式を行う。
石畳の続く路地 インカの時代貴族が住んでいた地区。築400年のマリアさんの家からはインカの石や陶器の破片が続々と見つかっていた。街は観光客向けの店ばかりで 物価も上昇 不便も多いとのこと。
夜のクスコの中心で 石壁の耐震構造のため作られた12角の石を守っている人がいた。
マラスはクスコから車で1時間。標高約3000メートルの山間に 白い段々の塩田があります。太古の時代海で 付近に塩分濃度が20%以上になる鉱泉が湧き 乾期にこの水を引き入れ 天日干しにすると、高地の強い日差しを浴びて、あっと言う間に塩ができるそうです。インカ帝国の発展にも役立ち 家畜のエサや染め物にも使われていました。
世界遺産 時を刻む ★エクアドル 天空都市に潜むインカの心 「証し」
NHK BSP 2013年3月初回放送
エクアドルの首都 キトは標高 2850メートルにある天空都市で、旧市街は世界遺産「キト市街」は1978年に登録された最初の世界遺産のひとつで、かつてインカ帝国の都だったキトはスペインの植民都市となりヨーロッパ風に姿を変えます。華麗な建物の数々、しかしそこには先住民の文化も刻まれ 異なる文化が融合している。
アンデス山脈の谷間を縫って キトに向かう山岳鉄道、車窓に広がるアンデスをの峰、6000mを越える山や雄大な活火山を望める。途中で赤道を跨いで写真の撮れる 世界の中心記念碑がある。実はGPS測量の結果少しずれていたことがわかった。赤道直下ならではの実験をガイドさんが見せてくれた。葉を水に落として流すと南半球では時計回りに水は流れ、北半球では反時計回りに水は流れ、赤道直下ではまっすぐ水が落ちた。これはコリオリの力といい地球の自転により起こり、台風や海流の要因です。
赤道より30km南のキトはアンデス山脈の北部にあり 180万人が住み 多くが 白人と先住民の間に生まれた メスティーソの人達です。
街の中心にある独立記念広場では 毎週月曜日 大統領府で衛兵の交代式が行われる。
インカ帝国時代には第2の大都市になるまで発展しましたが、16世紀にスペイン人の侵略を受け300年間支配を受けた。植民地だった名残は、闘牛が盛んだったり 80以上の教会や修道院が建てられました。 バロック様式を中心としたヨーロッパスタイルで 植民地時代の文化を伝えることから 旧市街が世界遺産になっています。
現地の人に案内してもらいました。
ラ・コンパーニア聖堂は石造りのバロック様式で細やかな装飾がなされている。教会や修道院の建築には全てスペイン人の建築家が関わり 先住民が実際に働いた。当時先住民は字が読めず 建築やアートを使って道徳の教えを伝えた。中の正面の祭壇は外観そっくりにつくられ、7トンもの黄金で覆われて壮麗である。寄付を募り建てたので完成まで161年かかった。祭壇の柱はらせん状にねじれが入り内部重視せよという教えを表し、入り口の両側のらせん階段の片方は絵で人生には進むべき道があり見極めなくていけないと説いている。祭壇を飾る彫刻 ブドウからパイナップルに替えあしらっていた。
インカの人々は太陽への信仰があって世界遺産マチュピチュでも見られる。太陽の神殿があり 太陽の動きを観測し 種まき時期や収穫期を知り 太陽の恵みを受けていた。高度な土木の技術を持っていた。
キトの遺跡の建物の基礎は インカ時代に作られた 石組みがそのまま使われていた。パズルのようにしっかりつくられた石組みは度重なる地震でもしっかりしていた。
スペインの侵略で インカの王が捕らえられ 帝国が滅亡すると 先住民の多くが危害を受け命を落とし、キリスト教に改宗を迫られた。先住民は最後の抵抗として街を焼き尽くした。
1534年12月6日スペインによって再建が始まった。ベナルカサルによって都市計画が始まり 次々に教会などを建て キリスト教布教の拠点にしようと考えや。残っていた石組みの上に重要な建物を築き、 先住民が駆り出され、インカの誇りを失わないよう小さな抵抗を見せます。
大聖堂の壁にキリスト教の建築には見られない太陽のモチーフが残っています。
サン・ドミンゴ教会には赤い(本来青)服を着たマリア様が描かれている。奥の祭壇は柱や壁が赤色です。スペインの建築家が指揮したが 先住民が反発し多くの人が処刑されている。犠牲を払いスペインの文化にインカの誇りを刻み込んできた。やがて主張が尊重され「キト派芸術」と呼ばれ 文化が混じり合った。
サン・アグスティン教会 はスペインのバロック様式で建てられました。教会の内部には、聖アウグスティヌスの生涯を描いたミゲル・デ・サンティアゴの宗教画があります。絵画の修復を行うと先住民の肌の色や派手な衣装が現れた。
エクアドルでは 色とりどりのフルーツ パパイヤ、木になるトマト、ババコ(メロンに似た味)などが取れる。バナナは42種もあり世界一の輸出を誇る。屋台ではバナナのトルティーヤをチーズを混ぜ焼いている。
サン・フランシスコ教会はキトで最も威風のある教会で、スペインによる征服のすぐあとに建てられた 南米で1番古い教会です。窓にアボガドやカカオがモチーフされ装飾に使われ、キトの人に安らぎを与えていたかもしれない。
スペインの文化を受け入れつつ 代々インカの誇りを大切に暮らす人がいます。キトから車で1時間 コトパクシ(コトパヒ)山のふもとにあるホテルは、修道院だった建物に一族が住まいにしていたものをホテルに改装。キトの歴史や文化を知って欲しいと インカ時代の石の壁を見せている。食事はジャガイモに にんにく チーズを入れたスープのロクロ、アチョーテという 顔に塗る赤い染料を使い 金色に輝いています。
12月6日 スペイン人が街を作り始めた キトのお祭りの日です。パレード、コンサート、キトの伝統料理を出す屋台が街に出るなどにぎやかです。子供の木の車 レースも行われる。
彫刻家ロベルトさん エクアドルのシンボル ハチドリを マリア像にあしらった。三つ編みにして 自分たちの文化を織り込みオリジナリティーを加えた。
海・山・氷・風 パタゴニア超絶景スペシャル 世界の最果てふしぎ発見!
TBS 2023年2月4日放送 「世界ふしぎ発見!」
コロラド川以南の地域の総称。アルゼンチンとチリの両国にまたがるパタゴニア。向かったのは日本の真裏、パタゴニアへの玄関口のアルゼンチン。首都のブエノスアイレスは、南米随一の大都会。FIFAワールドカップ カタール2022でアルゼンチンが優勝し、7月9日に大通りが凱旋パレードの人で埋め尽くされた。
■世界遺産のクエバ・デ・ラス・マノス。(⬆にあり) 壁にはまるでスプレーしたかのようなミステリアスな手形が無数にあった。ガイドは、手形は一番古いもので9300年前、新しいもので1300年前、およそ8000年の間描かれていたという。この手形は 日本人と同じモンゴロイドをルーツに持つ 背の高い 先住民族 テウェルチェ族の祖先によって描かれてたといわれている。描かれているラクダの仲間のグアナコは、肉は貴重なタンパク源に、毛皮は防寒着に 欠かせない存在だった。
テウェルチェ族の痕跡は、パタゴニアの最高峰のフィッツ・ロイをチャルテンと呼び、麓の町の名前がエル・チャルテンになっている。ドライバーが捕まえたのがアルマジロ。かつてパタゴニにはアルマジロの祖先のグリプトドンが生息していた。パタゴニア東部のバルデス半島は、穏やかな湾に恵まれた、多様な海の生き物が暮らす世界遺産。浜辺には、ミナミゾウアザラシが寝転がっている。巨大アザラシの天敵がシャチで時々シャチが子どものアザラシをさらっていくそうだ。今、夏真っ盛りで 海に入るとオタリア(大型のアシカ)の子供が近寄ってきて 離れようとしなかった。
プンタ・トンボは マゼランペンギンの一大コロニーで 20万羽がいる。ペンギンは生後2ヶ月位で毛が生え変わり 泳ぎを覚えると 北の海へ旅立つ。マプーチェ族には鳥の鳴き声を音楽として捉える風習がある。さらに南下すると ペリト・モレノ氷河(ロス・グラシアレス国立公園)は、アンデス山脈に降った大量の雪が、約10年かけて圧縮され氷の塊へと成長する。パタゴニアの氷河は1日で2mも移動するため、5分に1度のペースで崩落する。決定的な瞬間を見るためには粘りが必要で撮影のため2日待っていた。
アルゼンチンの国鳥 オルネーロは雨で柔らかくなった粘土と草を混ぜて巣を作るという。は今の家よりも向かいの家で見られた。セアカカマドドリは太い横枝の上に かまどのような巣をつくります。湯山玲子さんはパタゴニアは 旅好きの中では最後に行きたいところで 65歳まで可能とか??
アルゼンチンは牛肉のイメージだが、パタゴニアは羊肉を食べるが炭火で焼き上げる。18世紀後半に、羊が西洋からもたらされ、他の生動物のように育てる放牧の認証制度も行う。羊毛はオーガニック・メリノ・ウールと呼ばれファッション業界から注目を浴びる。
パタゴニアのホテルの名物は1926年から続く喫茶店兼バー。『星の王子さま』の著者 サン=テグジュペリは何度も宿泊 し気に入っていたという。アルゼンチンとフランスを結ぶ郵便飛行路線を開拓するためにブエノスアイレスで働いていた。
世界ふれあい街歩き バルパライソ (チリ)
NHK BS 2024年9月初回放送
南米チリ最大の港町バルパライソ。チリ第2の都市で スペイン語で「天国の谷」の意味。
パナマ運河ができるまで南米最大級の貿易港として繁栄した面影残る街並みは世界遺産「バルパライソ海港都市の歴史的な町並み」として登録されている。
坂道を上り カラフルな壁画に彩られた高台の住宅街。街のあちこちに小さなケーブルカーがる。サッカーを楽しむ子どもたち、手回しオルガンの大道芸を守り継ぐ4世代家族、妻の思い出を胸に車のホイールキャップを集める老紳士に出会う。