GoogleマップでWeb旅行!自転車旅 ユーロヴェロ70000キロ▽スペイン フランス イタリア地中海

ユーロヴェロ(EuroVelo) は、ヨーロッパを横断して接続する 17 の長距離自転車ルートのネットワークです。今回はEV8 地中海ルート大西洋に面する スペイン カディス地中海に沿って タリファ・グラナダ・バルセロナ、南フランスのカマログ自然公園・マルセイユ・サンポール=ド=ヴァンス・マントン、北イタリア マントン・フェラーラ、 アドリア海まで俳優 内田朝陽 が18日間 旅をした。
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プレミアムカフェ 自転車旅 ユーロヴェロ70000キロ(2019年)

NHKBSP 2023.8.16 OA
当時 7万キロが 現在9万キロに増えたそうです。
■1日目
スペイン南部の大西洋に面しているカディスは、スペイン最古の街として知られ 紀元前から 海上貿易の拠点でした。大航海時代ここから何度もコロンブスが出航した。
内田朝陽さんがこの街で自転車を購入
旧市街の入り口にある サン・ファン・デ・ディオス広場
18世紀に建てられた 市役所(PIF)
カディス中央市場は新鮮な魚介類が多く並ぶ カラビネーロ(生でも鮮やかな紅色のエビ)、カソン(つのざめ)、モルシージャ(豚肉の血が入ったソーセージ)
タビラ塔は旧市街地区でいちばん高い建物 45mある

■2日目…100キロ先のアフリカ大陸の見える タリファ目指す。未整備の砂利道
●コニル・デ・ラ・フロンテラ で海辺のシーフードレストランで昼食
マグロの背中 を塩・ライムで、トロを鍋に 海水で煮込む。マグロを紀元前より定置網漁で

●タリファ:大西洋と地中海が交わる所、イベリア半島最南端にあり 風が強く 風の街と呼ばれる。ジブラルタル海峡を挟んでアフリカ大陸のタンジェまで14㎞の距離で、フェリーで35分。夕方アフリカの灯りが見えた。

■3日目…300キロ先のグラナダ目指す。アンダルシアの乾いた大地、降り注ぐ太陽
未整備のの砂利道 羊、馬と遭遇

■4日目
●グラナダ:アンダルシア地方は、8世紀初めから約800年にわたりイスラム教徒が支配してきました。なかでも グラナダは、スペイン最後のイスラム王朝「ナスル朝」の首都として栄えたため、ヨーロッパ圏でありながら今でもイスラムの香りがただよう場所です。
アルハンブラ宮殿 :「赤い城砦」を意味し 世界遺産のイスラム建築の最高傑作でイスラム王朝が最後を迎えた場所。城塞に守られた広大な敷地にモスク、市場、住宅街が整備され、2000人以上もの人々が暮らしたという。
新市街はキリスト教徒が支配した 中世ヨーロッパの街並

■5日目
アルバイシンの丘:アルハンブラ宮殿対岸に白壁の街並みや 入り組んだ細い道 石畳の坂道などが広がる 世界遺産の歴史地区
ギター工房を訪ねる
900キロ先のバルセロナ目指す

■7日目
●バルセロナ…160万人が暮らす世界有数の観光都市。環境汚染を減らすため 自転車を取り入れている。街中に自転車専用の道がある。レンタサイクルが 400カ所以上設置され シェアサイクルが利用できる。サグラダ・ファミリア(聖家族贖罪聖堂)の建築は1882年から始まり 翌年ガウディが主任建築家に就任すると 設計が一変 建設工事は戦争や資金などの問題で 度々中断し、ガウディ没100年の 2026年完成を目指している。イエス キリストの生涯が彫刻され サグラダファミリアを石に刻まれた聖書とした。
ガウディ建築の完成形と称される カサ・ミラ、1910年完成し現在も人が暮らす集合住宅です。直線を使わずに波打つような曲線で建築を作っている。ここの事務所に勤める ミケルが説明してくれた。

■8日目…バルセロナから66キロ
●バルセロナ 近郊の奇岩の岩山が連なる モンセラット(モンセラート)をミケルさん一家が案内してくれた。ガウディは 塔が寄り添いそびえる姿の サグラダファミリア は モンセラットからインスピレーションを得ていた。また山の中腹には、不思議な力を持つと言われている 黒いマリア像 が置かれている修道院 Santa Maria de Montserrat Abbey があり カトリックの聖地です。
ミケルさんの自宅に招かれ、ジャガイモ入りスパニッシュオムレツをごちそうになる。大きなトマトを横半分に切り オリーブ油と塩で頂くのが カタルーニャ流。

■9日目… 線路も ユーロヴェロのルートに含まれているので モンセラートから200キロ先の国境目指す。

フランス ル・ペルテュ国境検問所 誰もいなかった。300キロ先のアルルを目指す。緑が深くなってきた。

■10日目
●カマログ自然公園:ローヌ川が地中海に流れ込むところにできた三角州は フランス最大の湿地帯で10万haもある。ピンクフラミンゴ真っ白なカマルグ馬を見ることができる。

UnsplashLaurent Degradiが撮影した写真

●アルル から 自転車を担いで列車に乗せ 1時間で マルセイユの駅に。ちなみに1日15本自転車を乗せられる電車が走っている。

●マルセイユ:駅に着くと 街のシンボル ノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院が丘の上に見える。
マルセイユ旧港は2600年以上貿易の中心地で 東方世界への玄関として栄えた。
地中海沿岸を東に。急な坂道。
●サンポール・ド・ヴァンスは中世の面影が色濃く残る。マティス、シャガール、ピカソらが魅了された村
●ロザリオ礼拝堂 The Rosary Chapel アンリ・マティスが画家人生のすべてを注ぎ、その建築やステンドグラス、家具などを手掛けた南仏ヴァンスにある美しい庭、白い建物。内部も真っ白でステンドグラスだけがシンプルに色がついている。東へ50キロで国境に

■14日目
●マントン はフランスの国境にある、色とりどりの建物の並ぶ海辺の街。
国境検問所 Confine di Stato Italia – Francia
イタリアに入り100キロ先のアルバを目指す。北イタリアを横断、果てしなくブドウ畑が続く。
●モンフォルテ・ダルバ村ワインの王様バローロの産地。地下に巨大な貯蔵用セラーがあり ワインの風味に深みを与える。
世界遺産「ピエモンテの葡萄畑の景観:ランゲ・ロエロ・モンフェッラート」に登録されている。
■15日目
●ワイナリーから北に20キロ、黒トリュフ狩り 名人が2匹の犬を連れ案内してくれた。
●アルバ:バイクホテル(サイクリストのための宿泊所)に宿泊、自転車の整備も出来る。

■16日目 ポー川を渡り、400キロ離れたアドリア海を目指す
●フェラーラ:14世紀 ルネサンス期花開いた街、エステ家によって治められ 世界遺産「フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」に登録されている。自転車の街としても知られ、旧市街への自動車の乗り入れが禁止されている所もある。エステンセ城ディアマンティ宮殿スキファノイア宮殿ヴォルテ通り 中世の面影が残っている。

■17日目 50キロ先の ゴール コマッキオ
●コマッキオアドリア海に面する人口2万人程の水路の町。中世には地中海貿易の重要な拠点でした。

■18日目
ここでもウナギが捕れ 開いて焼いて リゾットにしている。内田は醤油に地元の材料で蒲焼きを作り地元の人に披露した。