イギリス 北アイルランド地方 ベルファスト、ジャイアンツ・コーズウェー☆
アイルランドの別名は「妖精の国」 ミーズ地方 「風と共に去りぬ」の舞台になった☆
温泉の恩恵を受けている アイスランド ヴァトナヨークトル国立公園
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世界ふれあい街歩き
未来を切り開く イギリス ベルファスト
2022.11.29
イギリス 北アイルランド地方の中心都市、ベルファスト。イギリス本土と海を挟んだアイルランド島にある 丘に囲まれた緑豊かな港町です。
19世紀に大英帝国に併合されたアイルランド島。プロテスタントを信仰するイギリスからの移住者と、カトリックを信仰する先住民ケルト人との間で争いが絶えませんでした。1922年、カトリック系が多い島の南部が独立。ベルファスト一帯はプロテスタント系が多く、北アイルランドとしてイギリスに留まりました。すると、両宗派の住民間で、アイルランドかイギリス、どちらの国に属するかをめぐって北アイルランド紛争が勃発。鎮圧するため イギリス軍が投入され 爆弾テロが1万6000件以上起きた。居住区を分けるため 100以上の分離壁が造られた。平和の壁と呼ばれ 長いもので 5kmもある。毎日検問所を通り出勤していた。 1998年、和平合意が締結され、3000人以上が犠牲になった紛争は終えた。今は多くの観光客が訪れる。
街の入り口、ラガン川沿いのバス停からスタート。街の中心は 19世紀ビクトリア時代の建物と新しい建物が混在する。石造りの重厚な建物、アルバート記念時計塔が歴史を感じる。
すごーく細い道 上には酒樽。爆弾テロのあったアーサー広場、ピンクの2階建てバス。
ベルファストは豪華客船タイタニックを生んだ造船の街で、ビクトリア女王の造った荘厳なたたずまいの市庁舎は 産業が栄えた19世紀の隆盛を感じさせます。
アッパー クイーン ストリート 女王が通りの名になっている。
ハーブがアイルランドのシンボルで 爆弾テロの被害にあい改装した楽器店がありました。
テロを防ぐために所持品検査が行われていた通り。
地元の人が集う歴史を感じるパブは 1720年から開いていて ゲール語の文字やアイリッシュダンスの衣装を飾っていた。紛争中も酒場は共に黒ビール楽しんでいた。
カテドラル クォーター 昔は治安の悪いところだったが 今は人気のエリアに生まれ変わった。
ミュージックセンター 、ベルファストは紛争地でライブをするバンドもなく、DIY精神で 若者達はパンク音楽を聞くことで宗教や戦争のこと忘れた。
混合チームで ハーリングを楽しむ 若者達。
対岸のタイタニックを生んだ造船の街には 再開発でタイタニック・ベルファストやホテルが出来ていた。
ちょっとより道
ベルファストからバスで30分ほどのネイ湖。天然ウナギの漁場として有名です。ネイ湖は水温が低いため、ウナギは長い時間をかけて成長します。ドイツやオランダなどヨーロッパの各国に輸出されます。200年前から 家族7代にわたり伝統の漁を守り続けてきた漁師さん。3時間かけ400個の釣り針にエサを付けた 長い縄を手繰り寄せ、一本釣りのようにウナギを釣り上げます。フライパンで塩焼きにしてパンと食べていた。
ジャイアンツ・コーズウェー
豊かな自然が広がるアイルランド島の北端、約8kmにわたって続く切り立つ海岸線を、六角形の玄武岩の石柱群が覆い尽くすジャイアンツ・コーズウェイ(巨人の石道)
一本の道 ケルトの聖地“ハロウィーン”の道を歩く アイルランド・ミーズ地方
NHK BSP 2017年1月 OA。
アイルランドの別名は「妖精の国」。ミーズ地方を6日間かけて歩いた。
ロックルーの丘 Loughcrew Cairns (別名:魔女の丘)を出発。アイルランド語と英語の2段表記の案内板。若い人は殆ど英語を使う。
ケルト人とは 太古の昔 中央アジアから ヨーロッパに移住したが ほとんどローマ帝国に呑み込まれていった。アイルランドに 昔のまま 自然崇拝で 山・丘・泉などを崇めて暮らす ケルト人の文化が残った。途中 井戸で布を水に浸し 体の痛いところを直すパワーがあるそうで。痛いところを拭って その布を近くの枝に結ぶ。靴下もあり 日本のおみくじのようでした。 緑豊かな美しい田園地帯で 羊や牛を飼っている。
クロッサキール という小さな村で民泊。ハロウィーンに食べる コルカノン という つぶしたジャガイモに キャベツ タマネギ ベーコンを混ぜ合わせた料理を ご馳走になる。
古い家があるが 人はいない。アイルランドには 危機が多くあり アメリカなどに出て行っている。
映画に出てくるような 美しい風景で 石造りの小さな教会のようなものがあった。
ケルズ にはキリスト教の教会があり アイルランドの十字架は 十字の交叉個所に太陽の円を重ねたもので 背が高いのでハイクロス(ケルト十字架)と呼ばれる。墓地では ケルト十字架が多く見られる
セントコロンバ教会には、この街で 9世紀頃に 作られた 『ケルズの書』福音書の写本があった。施された 装飾の数々はケルト独特の模様で、世界一美しい本ともいわれる。
ケルトは文化 キリスト教は宗教ですが、融合することで素晴らしいものが出来た。
古い農家の馬小屋だった カフェで出してくれた ハロウィーンに食べるレーズンの入ったパン バーンブラック。中に指輪などプレゼントを隠し焼き上げます。指輪は「来年結婚をする」という意味があるそうです。
ユージーファームには多くの人が集まっていてハロウィーンのアトラクションがあるそうだ。 農場を使った お化け屋敷のイベントで、トウモロコシ畑が迷路になっていた。
ハロウィーンは、古代ケルト人のお祭り ソーウィンが 起源と言われています。ケルト暦では、10月31日が冬の始まりの前日に当たり、夏と冬の境目で、現世と来世の境界が曖昧になるため、死者の魂が戻ってくると考えられていました。
アスボーイ村 ワードの丘 は 死の世界 あの世に一番近く 年に1度死者が戻ってくるところとされ 死者を迎えるケルトの儀式 ソーウィンが行われていた。それこそがハロウィーンの原型だそうだ。
円形に並んでいる木は妖精のリング(フェアリーリング) と呼ばれ、妖精達が踊っているとされ けっして伐採しない。
厳格な儀式は1000年以上途絶えていて 20年ほど前に復活したその儀式に参加。世界中から集まった2000人の人々が フェアリーリング に集まり たいまつを灯して ワードの丘に向かう。
巫女のような役割の魔女が 太鼓を鳴らし 死者を迎える祈りや歌が続く、今年亡くなった人の名を読み上げられ、人々の願い事を書いた紙が燃やされる。
死者の魂は、妖精や悪魔などの姿をしているため、現世の人々は 悪い霊にさらわれないよう 自分自身も不気味な仮装をしたとされます。
ハロウィンの風習の多くは、19世紀にアイルランド人が移民したことで、アメリカに伝わり カボチャを使うようになった。もともとは白い蕪の 提灯だった。
ゴールはケルトの王たちが集まって政治を行っていたタラの丘、鉄器時代の要塞跡が残されている。
「タラへ帰ろう。」のセリフで有名な映画「風と共に去りぬ」の舞台になりました。

世界遺産
アイルランドの ニューグレンジ
アイルランド「ボイン渓谷の遺跡群」Brú na Bóinne には 巨石文化があり 巨大なお墓 ニューグレンジが世界遺産になっています。
アイスランド
アイスランドは北欧の島国で、火山、間欠泉、温泉、溶岩原を擁する大自然で知られています。面積はは北海道よりやや大きく 人口は36万人。
バイキングたちが住み着いていたが その後ノルウェー・デンマークの支配が続いた。第二次世界大戦中に独立した。
■レイキャビク:アイスランドの首都で エネルギーの大部分を地熱発電でまかなっています。
■シンクヴェトリル国立公園:アイスランドは、世界でも珍しく海嶺が地上に出ています。ユーラシアプレートと北米プレートが大地を押し広げ、各地で「ギャウ」と呼ばれる大地の割れ目が見られます。
シンクヴァトラヴァトン湖の「シルフラ」には、2つのプレートの狭間に岩石でろ過された氷河の水が湧出。150m先まで見通せるほど澄み切った水を湛える。930年にノルウェーからの移住者によって民主的な全島集会「アルシング」が開かれた歴史的な場所としても知られ、これが世界最初の民主議会と評価され、文化遺産として世界遺産に登録されている。
■ゲイシール:ハウカダール渓谷の地熱地帯にある間欠泉で
■黄金の滝グトルフォス:氷河から幅70m、最大落差30mに渡り、白い水煙を上げながら轟音とともに流れ落ちる。
■スルツェイ島は、1963年に海底火山の噴火により出現したアイスランドの南にある無人島です。2008年に世界遺産に登録されました。
■ヴァトナヨークトル国立公園 – 火と氷の絶えず変化する自然 が世界自然遺産として登録されました。
TBS 世界遺産 ヴァトナヨークトル国立公園 〜 アイスランド
2023.7.9,16
2000m級の山が聳えるヴァトナヨークトル国立公園。高地に広がる ヨーロッパ最大級のヴァトナ氷河。氷の厚さは最大約900m。広大な氷の平原のところどころにある窪みの下に火山があります。
ヴァトナ氷河に覆われた火山の中で、最も活発なグリムスヴォトン火山。氷河の下 カルデラの中には、地熱で氷河が溶けてできた巨大な湖がある。大噴火が起こると、湖が急激に増水して決壊し、洪水が発生する。
ヴァトナ氷河の雪解け水が 水量 ヨーロッパ最大級の滝になった。膨大な量の水が流れ続け 溶岩の大地が削られ、滝の下流には高さ100mを超える絶壁の峡谷が生まれた。
謎のマーブル模様が氷上に現れる 要因のひとつは火山灰だった。
1783年の噴火で誕生したラカギガル火山列(ラキ火山) 130の火口が一直線に並んでいます。当時膨大な量のか火山ガスが噴出し 霧となり太陽の光を遮りました。その影響で世界の気温が低下した。江戸時代の日本では天明の大飢饉が起き100万人が餓死したのは このためと言われる説もある。
アイスランドは北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界にあり、地下から上がってきたマントルが上昇後に東西に流れ ふたつのプレートを分離させる力となって働き 巨大な大地の裂け目が生まれた。裂け目は海底にあることが多く 地上に現れているのはここだけです。大地の裂け目からは頻繁にマグマが噴き出すため、裂け目に沿って火山が生まれた。
ラカギガルから溶岩が流れた跡が今もそのまま 240年経っても木は生えず 分厚い苔に覆われている。大量の溶岩は海岸近くまで到達 ここも苔で覆われていた。
自らの重みでゆっくり山を下る氷河は 山から削り取られた岩や砂利は 末端部に蓄積し 砂漠のような光景になっていた。ヴァトナ氷河は氷の温度が ほぼ0度 温暖氷河で、内部にトンネルがあり水が流れ 滝が生まれた。海に面したヨークルスアゥルロゥン湖に氷河が流れ込み 氷の壁の高さは30mもある。やがて氷山になって氷河湖に浮かぶ。やがて砕け 海岸に到達 氷の欠片が光を浴びてダイヤモンドのように輝き、溶岩由来の黒い砂浜が輝きを際立たせている。